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介護のコストカット!100均で購入できる介護用品の便利グッズ14個

100均(100円ショップ)では、日用品だけでなく、介護で使えるグッズも多々販売されています。一般的なお店で購入すると1000円以上する介護用品が100円で購入できることもありますので、うまく活用することで毎月の介護費用を抑えられます。

100均で購入できる介護用品にはさまざまな製品がありますが、今回はその中でも特におすすめな製品を厳選して14個紹介します。
選び方や使い方も交えて紹介しますので、利用できるものがないか是非ご覧ください。

目次

100均で買える介護用品:「消耗品編」

おむつ、からだふき、エプロンなどは、毎回のように使う消耗品となりますが、こうした品も100均で取り扱っています。

ここでは、100均で調達できる消耗品の介護用品のうち、以下7つの製品を紹介します。

  • 大人用おむつ(パンツタイプ)
  • 大人用おむつ(テープタイプ)
  • 尿とりパッド
  • おむつ用消臭ポリ袋
  • 大人用からだふき、おしりふき
  • 使い捨て介護用シーツ
  • 使い捨てエプロン

大人用おむつ(パンツタイプ)

大人用おむつの「パンツタイプ」です。S、M、Lのサイズが用意され、1枚あたり100円で販売している100均ショップが多いです。1枚ずつ梱包されているため、外出時の携帯用としても便利です。

なおパンツタイプは、普通のパンツのような形状であり、履くには足から通す必要があります。そのため、ある程度立ったり、歩いたりができる方に適した大人用おむつとなります。

大人用おむつ(テープタイプ)

大人用おむつの「テープタイプ」です。前述したパンツタイプと同様、S、M、Lのサイズが用意され、こちらも1枚あたり100円で販売している100均ショップが多いです。

テープタイプは包み込むように着脱が行えるため、立ったり座ったりに苦労する方や、寝たきり状態の方に適しています。

尿とりパッド

尿とりパッドとは、大人用おむつの中に入れて使うパッドであり「インナー」とも呼ばれます。尿とりパッドをおむつに入れることで尿の吸収量や消臭力が増すため、外側のおむつを長持ちさせることができます。必ずしも必要なものではないものの、大人用おむつとセットで買うのが通例となります。

価格は、1枚あたり100円で販売している100均ショップが多いです。

おむつ用消臭ポリ袋

使用済みの大人用おむつは強い悪臭を放つため、通常のポリ袋では臭いを十分に消せないことがあります。おむつ用消臭ポリ袋であれば、専用製品であるため消臭効果があり、外からでは臭いがほとんど気にならなくなります。

価格は、40cm×30cmサイズのポリ袋20枚セットで100円としている100均ショップが多いです。

大人用からだふき、おしりふき

からだふき、おしりふきは、身体の汚れを拭きとり、清潔に保つための介護用品です。体臭を消臭する効果もあります。お風呂に入れない日やおむつを換えるときなどに、手軽に汚れを除去でき活躍してくれます。

価格は、70枚~80枚のセットで100円としている100均ショップが多いです。

使い捨て介護用シーツ

使い捨て介護用シーツは、通常のシーツのようにベッドの上に敷くことができます。文字通り汚れたらそのまま捨てられるため、寝たきり状態などでベッドが汚れやすい方には心強い介護用品です。

価格は、横60cm×縦90cm程度のサイズで100円としている100均ショップが多いです。

使い捨てエプロン

胴に装着し、食べ物や飲み物のこぼれから衣服を守る便利グッズです。使い終わったらそのまま捨てられるため、外出時などにも活躍してくれます。

価格は、8~10枚セットで100円としている100均ショップが多いです。また、洗濯が可能で繰り返し使えるタイプのエプロンも販売されており、繰り返しタイプは1枚100円が相場です。

100均で買える介護用品:「便利グッズ編」

100均では、うがい受けや滑り止めシートなど、普段の介護をよりスムーズに行うための便利グッズも販売されています。

ここでは、100均で調達できる介護の便利グッズのうち、以下7つの製品を紹介します。

  • うがい受け
  • ストロー付きコップ
  • 介護用スプーン
  • 滑り止めシート
  • 人感センサーライト
  • 杖ホルダー(ベルトタイプ)
  • 車いすマーク、身体障害者マーク

うがい受け

うがい受けは、ベッドの上で歯磨きやうがいをした際に、飛び散る唾液などを受け止める容器のことです。胃腸炎などによる嘔吐を受け止める容器としても活用できます。

プラスチック製の容器であるため、どこで購入してもさほど品質に差はなく、100均のものであっても必要十分な造りとなっています。

ストロー付きコップ

ストローとフタのついたコップであり、中に液体を入れて飲むことができます。横になりながらでも飲み物をこぼさずに飲ませられるため、寝たきり状態の方の介護をする際などに重宝するグッズとなります。

誤って落としてしまっても中身がこぼれないため、掴む力が弱っている方にもおすすめです。

介護用スプーン

介護用スプーンは、以下のような配慮がなされた要介護者向けのスプーンです。

  • グリップが握りやすい
  • スプーンの先が食べ物をすくいやすい形状
  • 軽量化され疲れずに持てる  など

手先がおぼつかなくなった方でも扱いやすいスプーンであり、食事時の負担を軽減できます。さまざまな形状の介護用スプーンが販売されていますので、フィットするものを選びましょう。

滑り止めシート

滑り止めシートは、介護において使うことの多いアイテムです。テーブルに敷いて食器を固定するランチマットとしても使えますし、座椅子などの固定用としても活躍してくれます。滑りやすい場所に設置し、転倒を防止する使い方もおなじみです。

100均では、床に敷く大型タイプから、小型にカットされ複数枚セットとなったタイプまで、さまざまなサイズの滑り止めシートが販売されていますので、用途に合ったサイズを購入しましょう。

人感センサーライト

人感センサーライトは、人が近づくとLEDライトが点灯し、足元を照らしてくれる照明グッズです。廊下や足元の見にくい場所に設置しておくと、夜間にトイレへ行く際などの移動が安全になります。

なお人感センサーライトは、100均ショップであっても製品によっては300円や500円の価格となることがあります。

杖ホルダー(ベルトタイプ)

杖を立てかけて置くためのホルダーです。椅子のひじ掛けやベッドの柵などにベルトを巻きつけることで装着できます。

杖ホルダーなしで杖を立てかけると、少しの振動で床に落ちてしまいますし、高齢者の場合はしゃがみ込んで拾うのに苦労することがありますが、杖ホルダーを装着しておけばそうした心配が減ります。

車いすマーク、身体障害者マーク

100均では「車いすマーク」「身体障害者マーク」「高齢者マーク」といった各種ステッカーが販売されています。

こうしたステッカーを自動車などに貼ることで、車いすの要介護者や身体障害者がいることを周囲にアピールできます。

貼って剥がせるつくりのステッカーが多く、手軽に貼り付けることが可能です。また、シールタイプだけでなく磁気式のマグネットタイプを販売しているお店もあります。

介護用品を100均で購入する際の注意点やポイント

100均は安くて便利ではありますが、介護用品を購入する上でいくつか注意したい点もあります。ここでは100均ならではの注意点を3つほど解説します。

注意点1:お金をかけたほうがよい製品もある

たとえば100均でも「杖(介護用の杖)」が販売されています。100均の杖が不良品というわけではないものの、品質や使い勝手が値段相応になってしまうことがあります。

杖のような製品は、サイズ、軽さ、形状などが自分に合っているかも重要であるため、値段の安さだけに拘らない方がよいこともあります。

杖以外にも「長く使うもの」「フィーリングが重要になるもの」「価格による性能差が生じやすいもの」等は、安さだけに拘ると後悔することもあるため注意したいところです。

注意点2:セット購入した方が安い場合もある

大人用おむつは、前述した通り、100均では1枚100円で販売されています。一方、ディスカウントストアやネット通販では、20枚30枚セットの大人用おむつがセット販売されており、1枚あたりの単価で計算すると100円を切ることがあります。

おむつのような消耗品は長期保管も可能であるため、一度にセットでたくさん購入しておき、コストを抑えるのも一案です。

注意点3:お店によって品揃えが違う

100均ショップには『ダイソー』や『キャンドゥ』などさまざまなショップがあり、それぞれで扱っている製品が異なります。たとえば大人用おむつにしても、100均ショップによって、製造メーカー、デザイン、形状等が異なります。

また、Aの100均ショップでは販売されている介護用品が、Bの100均ショップでは一切取り扱っていないというケースもありますので、できればいくつかのショップを見渡し「介護用品を買うならココ」というお店を見つけておきたいところです。

100均で介護のコストを抑えよう!

以上、100均で買える介護用品について解説しました。

100均では数多くの介護用品が販売されており、また大手メーカー品とほとんど変わらない品質を備えている製品も多いです。

それでいて価格が安く、大手メーカー品では500円、1000円とする介護用品が100円で購入できますので、上手く100均を活用し、毎月の介護コストを抑えてみてはいかがでしょう。

この記事を書いた人

ふくしこみゅ編集部
今後ますます需要が高まる「介護職」。すでに介護職の方にも、これから介護職になりたい方にも役立つ情報をたくさん発信しています。
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この記事を監修した人

医療と経済の架け橋である「医療経済学」を研究。テクノロジーとアイデアでヘルスケア関連の問題を解決すべく情報発信を行う。医療・介護サービスのDX化推進に向けたコンサルテーション事業に従事。

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