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2024年ケアマネ試験対策!介護保険制度の改正で内容が変更になる?

「2024年に向けてケアマネ試験の対策をしておきたい!」

「介護保険制度の改正で試験内容が変更になるのでは?」

と思われていませんか?

結論をお伝えすると、2024年4月には介護保険制度の改正に伴い、内容が変更される可能性が高いです。

そこでこの記事では、ケアマネ試験の変更点や注目点、出題範囲や傾向、効果的な勉強方法を中心に解説します。

試験対策をしたい方は、ぜひ参考にしてください。

目次

2024年ケアマネ試験概要

2024年ケアマネ試験概要

2024年に実施されるケアマネ試験は、第27回介護支援専門員実務研修受講試験です。

厚生労働省からの発表はまだされておらず、過去の試験から概要を予測します。

あくまでも予測なので、正式な発表を必ずご確認ください。

試験日程

ケアマネ試験は例年10月の第2日曜日に実施されています。

受験申し込みは5月、合格発表は12月頃です。

例年通りであれば、2024年10月13日(日)が試験日にあたります。

受験資格

指定された国家資格または相談援助業務に、通算5年以上かつ900日以上従事している方が対象です。

出題範囲

ケアマネ試験の出題範囲は「介護支援分野」「保健医療福祉サービス分野」の2つの分野です。

介護支援分野では以下の問題が出題されます。

介護支援分野での出題問題
  • 介護保険制度の基礎知識
  • 要介護認定等の基礎知識
  • 居宅・施設サービス計画の基礎知識

保健医療福祉サービス分野は「保健医療サービスの知識」「福祉サービスの知識など」にわかれて出題されます。

問題数は合計で60問となっており、内訳は以下の通りです。

保健医療福祉サービス分野での出題問題
  • 介護支援分野:25問
  • 保健医療福祉サービス分野は保険医療サービスの知識:20問
  • 福祉サービスの知識など:15問

試験方式

5つの選択肢から回答を選ぶ5肢複択です。

試験方式は各自治体で異なりますが、多くの都道府県ではマークシート方式となっています。

合格基準

合格基準は、介護支援分野・保険医療福祉サービス分野の両方で60〜70%の得点があることです。

問題の難易度によって毎年補正されますが、両方の分野で70%以上得点できれば概ね合格となるでしょう。

2024年ケアマネ試験の変更点・注目点

2024年 ケアマネ 試験の変更点・注目点

2024年に変更される可能性があるケアマネ試験の内容について確認しましょう。

注目するべき点は介護保険制度の改正と地域包括ケアシステムの深化・推進についてです。

介護保険制度の改正

2024年4月の介護保険制度改正により、2024年のケアマネ国家試験は、一部の内容が従来の試験から変更される可能性があります。

ケアマネ試験は例年10月に実施されており、4月の改正内容が盛り込まれる可能性が高いからです。

提言されている内容の例は、利用者負担を原則2割にすることや人員基準の見直しなどがあります。

改正内容が発表されたら、必ず確認しましょう。

地域包括ケアシステムの深化・推進

2024年のケアマネ国家試験では、地域包括ケアについての問題が出題される可能性が高いです。

厚生労働省は、2024年から地域包括ケアシステムの構築を加速することを提案しており、

それに伴ってケアマネは中心的な役割を果たすことになります。

つまり、ケアマネになるにあたり、地域のニーズや資源を把握し、関係者と連携して最適なケアプランを作成・実施する能力が必要です。

したがって、試験内容には地域包括ケアシステムの深化・推進も含まれるでしょう。

ちなみに、地域包括ケアシステムとは、高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けられるように、医療・介護・予防・住まい・生活支援などのサービスを一体的に提供する仕組みのことをさします。

ケアマネ試験の出題傾向

ケアマネ 試験の出題傾向

過去問から、ケアマネ試験の出題傾向を確認しましょう。

介護支援分野

介護支援分野は、大きく分けて3分野にわかれています。

【介護保険制度の基礎知識に関する問題】

介護保険制度の基礎知識で出題される問題は、法令や制度の条文や名称、要支援・要介護認定の基準や手続き、サービス利用の条件や制限などが多いです。

【要介護認定に関する問題】

要介護認定に関する問題では、認定基準や評価項目、認定申請や再認定などが出題されています。

【居宅・施設サービス計画に関する問題】

居宅・施設サービス計画に関する問題では、計画作成のプロセスや原則、内容や評価などがよく出題されています。

保健医療福祉サービス分野

保健医療サービスの試験範囲には、医療機関での診療や入院、在宅での訪問看護やリハビリテーション、介護予防や健康増進などが含まれます。

サービスの種類や内容、提供方法や連携などがよく出題されているようです。

福祉サービスの基礎知識などでは、生活支援や相談・援助、障害者福祉や高齢者福祉、児童福祉や生活保護などが試験範囲に入っています。

よく出題されているのは、サービスの種類や内容、提供方法や連携などです。

ケアマネ試験の効果的な勉強方法は?

ケアマネ 試験 効果的な勉強方法は?

試験に合格するためには、効果的な勉強方法を知ることが重要です。

おすすめの勉強方法をご紹介します。

出題傾向をつかもう

ケアマネの試験に合格するために、過去問題などから出題傾向をつかみましょう。

ケアマネ試験は、毎年出題される内容が異なります。

よって、合格するためには過去の試験問題や解説を参考にして、出題傾向をつかむことが大切です。

また、出題傾向をつかむことで、自分の弱点や重点項目を把握できるため、効率的に勉強できます。

変更点に注意しよう

2024年のケアマネ試験は、試験内容の変更有無をこまめにチェックしておきましょう。

2024年ケアマネ試験は、介護保険制度の改正や地域包括ケアシステムの深化・推進に伴い、内容が変更になる可能性があります。

変更点に注意し、予想外の出題にも対応できるよう備えておくことが大切です。

スケジュールを立てよう

スケジュールを立てて、計画的に勉強を進めましょう。

ケアマネ試験は、幅広い知識や応用力が求められる試験であり、長期的な計画と継続的な勉強が必要だからです。

また、勉強のスケジュールを立てておくことで、自分の目標や進捗状況が明確になるというメリットもあります。

直前に焦らないように、スケジュールは早めに立てておくことをおすすめします。

目標を設定しよう

目標は具体的かつ達成可能なものにしましょう。

目標を設定することで、自分の意志や動機を確認し、前向きに勉強できます。

具体的な目標の例
  • 毎日1時間勉強する
  • 毎週1回模擬試験を受ける
  • 合格点以上の得点を目指す

もし「合格点以上の得点を目指す」などの最終的な目標を設定する場合は、短期目標を一緒に立てると良いでしょう。

例えば「○月までに模擬試験で○点をとる」といった具合です。

WEB講座を活用しよう

効率的に勉強を進めたい方には、WEB講座がおすすめです。

WEB講座を活用することで、自宅や職場で手軽に勉強できます。

専門家が作成したテキストや動画、音声などの提供や、模擬試験や解説、質問コーナーなどもあり、疑問を解消しながら勉強できるでしょう。

加えて、WEB講座は過去問についての分析もされている講座が多く、自分で分析する手間が省けるメリットもあります。

2024年ケアマネ国家試験の対策をはじめよう

2024年 ケアマネ 国家試験の対策を始めよう

今回は、2024年のケアマネ試験に向けた対策について紹介しました。

注目ポイントは、介護保険制度の改正と地域包括ケアシステムについてだと予測しました。

ただし、今回紹介した内容はあくまでも予測段階です。

今後も変わる可能性があるため、最新情報を常にキャッチアップしながら勉強していく必要があります。

また、最新情報を取り入れるためにも、試験に向けて早めに準備を始めることが大切です。

目標やスケジュールを立てて、計画的に勉強を進めましょう。

この記事を読んでくださったあなたが、試験に合格し、素敵なケアマネとして活躍されることを祈っています。

この記事を書いた人

ふくしこみゅ編集部
今後ますます需要が高まる「介護職」。すでに介護職の方にも、これから介護職になりたい方にも役立つ情報をたくさん発信しています。
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この記事を監修した人

医療と経済の架け橋である「医療経済学」を研究。テクノロジーとアイデアでヘルスケア関連の問題を解決すべく情報発信を行う。医療・介護サービスのDX化推進に向けたコンサルテーション事業に従事。

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