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介護士の転職って難しい?おすすめの転職方法と気を付けるポイントを紹介

介護士として働いている人の中には、今の事業所で働くのが難しくなり、転職したいと考えている人もいるでしょう。

しかし「転職したいけれど、年齢を重ねると難しいのではないか?」「どのように転職活動をすれば良いか分からない」と悩み、中々一歩を踏み出せない人もいるかもしれません。

この記事では、介護士の転職の現状と、おすすめの転職方法や気を付けるポイントについてお伝えしていきます。

目次

介護士は離職や転職が多い

介護職 離職 転職

「介護士の離職率は他業種に比べて多い」というイメージを持つ人が多いですが、実際はどうでしょう。

令和3年度の「介護労働実態調査」によると、離職率は低下傾向にあるものの、勤続3年未満の離職者が全体の約6割と、採用しても続かないことが分かります。

また前職は別の業種をしていたという割合も多く、介護業界は離職や転職といった人材の流入や流出が激しい業界です。

参考)介護労働実態調査結果(公益財団法人 介護労働安定センター)「令和3年度」p2・p11

一番の理由は「人間関係」

介護士の離職や転職の理由として一番多いのは「人間関係」です。

介護士は女性が多いので、人間関係がドロドロしやすいです。

「暗黙の了解」「空気を読む」ことを求められ、利用者さんよりも職員に気を遣うストレスに苛まれやすいです。

また「お子さんがいる職員は休みが融通される一方で、独身者は土日も働かされる」といった働き方に関する不満もよくみられます。

これを心の内だけに秘めておけばまだ良いですが、口に出してしまうと、言われた側は嫌味と感じることもあります。

働き方が違うだけで、不満に繋がり、人間関係がギクシャクする原因になるというわけです。

こうした人間関係に疲れてしまい、離職や転職が止まらないのです。

参考)介護労働実態調査結果(公益財団法人 介護労働安定センター)「令和3年度」p12

転職しやすいのも離職率が高い理由の1つ!?

介護職 転職 離職率

人間関係に悩んでいるのは、どの業種でも同じでしょう。

しかし、介護業界は他の業種より転職しやすいというイメージがあります。

なぜそのイメージがついているのか、2つの理由を説明していきます。

人手不足なので、採用されやすい

介護業界での転職がしやすいまず1つめの理由は「人手不足なので、採用されやすい」という点です。

介護労働調査によると、約6割の事業所で「人手不足」という現状があります。

特に訪問介護では、8割の事業所で人手不足だというデータがあります。

そのため、未経験でもやる気や社会人として必要最低限なマナーがあれば、採用されやすいのです。

ただし訪問介護の場合は、介護福祉士等資格が必要な場合があります。

無資格未経験で介護の仕事を探しているという場合は、まずは特養などの施設で働きながら、資格を取得することをおすすめします。

参考)介護労働実態調査結果(公益財団法人 介護労働安定センター)「令和3年度」p2

資格と経験があれば、より重宝される

介護業界での転職がしやすい2つめの理由は「資格と経験があれば、より重宝される」という点です。

上記でもお伝えしましたが、無資格未経験でも介護の仕事をすることができます。
しかし「資格」と「経験」があれば、より採用されやすくなります。

その理由としては、介護福祉士を持っていれば、サービス提供体制強化加算という加算をつけることができるので、事業所にとっても利益になるからです。

経験があれば、介護の基本的なケアはできるので、先輩職員の教える負担が少ないという点が挙げられます。

また訪問介護の事業所では、介護福祉士を持っていると「サービス提供責任者」という、訪問ヘルパーをまとめ、ケアマネジャーとの調整役を担う仕事をすることができ、給与も上がります。

このように、資格と経験があれば、重宝されるだけでなく、転職の幅が広がるのです。

介護士が転職するには何を使うと良い?

介護職 転職 探し方

ここまで、介護士が転職しやすい理由等についてお伝えしてきました。

では、介護士が転職するには、何を使うと良いでしょう。

ここからは、転職する際に使える3つの転職支援サービスについて紹介していきます。

ハローワーク

1つめは、ハローワークです。
正式名称は「公共職業安定所」で、国(厚生労働省)が運営している総合的雇用サービス機関です。

ハローワークでは幅広い職種や業種を扱っており、介護に関する求人も掲載しています。

またハローワークを利用するメリットとして、「資格を取るときに、費用を一部負担してくれる」という点が挙げられます。

ハローワークには、特定の資格を取るとき、一定の条件を満たした人が申請すると、給付金を受けられるという「教育訓練給付金」という制度があります。

介護関係の資格の場合「初任者研修」や「実務者研修」を受けるときに申請すると、受講するのにかかった費用を一部負担してくれるのです。

今は無資格だけれど、資格を取って転職したいという人は、教育訓練給付金を使うという方法を選択肢に入れておくと良いでしょう。

さらに、各都道府県に「福祉人材センター」が設置されています。
福祉人材センターは、介護や福祉に特化した求人を扱っている機関です。

ハローワークとの違いは、介護や福祉の業界に精通している相談員がいるということです。

現場のことを知っているからこそ、仕事探しに悩んでいる人に対して親身になって相談にのってくれます。

気をつけなければいけないことは「自分で動かなければいけない」という点です。

ハローワークでは求人の公開や紹介状の発行は行ってくれますが、面接の日程調整や履歴書や職務経歴書の作成といった書類作成などは、自分で行わなければなりません。

特にシフト勤務で働いている介護士の場合、急なシフト変更があると、面接先の事業所と再度調整しなければならないので、大変です。

ハローワークを使って転職活動するときは、焦らず自分のペースで行うようにしましょう。

転職サイト

2つめは、転職サイトです。転職サイトというのは、求人情報を閲覧できるサイトのことです。

ハローワークでも求人情報をネットで閲覧することはできますが、違いがあります。

それは「転職サイトには、ハローワークに掲載されていない求人がある」という点です。

転職サイトに掲載されている求人というのは、企業がお金を払って載せています。

そのため、ハローワークに比べて採用意欲が高く、時にはハローワークにない求人が出てくる場合があります。

さらに、職種や勤務地などの条件を登録しておけば、当てはまる求人が出てきたときにメール等で通知が来るので、見落とすことが少ないです。

気をつけなければいけないことは、転職サイトに掲載されている求人には、条件があるということです。

事業所側からすると、応募者には「即戦力」を求めています。
ですので、ある程度の資格と経験がないと、採用されない場合があるのです。

無資格の場合、まずは資格を取ることを優先すると良いでしょう。

転職エージェント

3つめは転職エージェントです。
転職エージェントとは、転職支援をビジネスとして行っている会社です。

企業からは正社員や契約社員の求人依頼を受ける一方、転職希望者の相談にのり「希望者の求人がある」となったら、紹介から履歴書や職務経歴書の添削、面接の日程調整まで行ってくれます。

転職エージェントを利用するメリットとして「事業所とのやり取りを代行してもらえる」という点です。

仕事が忙しく転職活動をする時間が取れないという人には、特におすすめです。

「転職エージェントを利用するのに、お金がかかるのではないか?」と思う人もいるでしょう。

転職エージェントは、サービス全てを無料で受けることができます。

理由として、転職エージェントは採用が決まったときに、事業所から成功報酬として紹介手数料を受け取る仕組みだからです。

気をつけて欲しいことは「他の業種に比べて、介護に特化した転職エージェントが少ない」という点です。

特に地方の場合、転職エージェント自体がないということもあります。

自分の住んでいる地域に、転職エージェントがいるかどうか確認してみましょう

転職は「したいとき」がおすすめ

介護職 転職 時期

この記事では、介護士の転職の現状や、利用できる転職支援サービスについてお伝えしてきました。

転職活動というのは、相当なエネルギーを使います。

具体的には、①求人に応募、②履歴書や職務経歴書の作成、③面接の日程調整といった作業を行います。

仕事をしながら転職活動を行う場合、引き継ぎの準備もしながら行うので、さらに大変です。

ですので転職は「したいとき」がおすすめです。

「ボーナスを貰ってから」「年度末の方が区切りが良いから」という人が多いですが、ズルズルと長引かせると、転職する機会を失ってしまいます。

転職したいという想いが強いときが、1番エネルギーがあるときなのです。

是非、思い立ったらすぐ行動してみてください。

この記事を書いた人

ふくしこみゅ編集部
今後ますます需要が高まる「介護職」。すでに介護職の方にも、これから介護職になりたい方にも役立つ情報をたくさん発信しています。
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この記事を監修した人

医療と経済の架け橋である「医療経済学」を研究。テクノロジーとアイデアでヘルスケア関連の問題を解決すべく情報発信を行う。医療・介護サービスのDX化推進に向けたコンサルテーション事業に従事。

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