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【タイプ別】介護士の転職先としておすすめの職業11選



介護士を辞め転職を考えているけれど「自分に何ができるのか」と思い悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

介護士の知識や経験を活かせる仕事はたくさんあります。

今までの経験を活かせる仕事に転職もしくはまったく別の仕事に転職する道もあります。

当記事では、介護士の転職先としておすすめの職業を、以下3つのタイプに分け紹介します。

  • 介護士の「経験を活かせる」
  • 介護士のように「人をサポートできる」
  • まったくの異業種にチャレンジ


転職を考えている介護士の方は、今後のキャリアプランの参考として、ぜひご覧ください。

目次

介護士の「経験を活かせる」おすすめの転職先5つ

介護士 経験を活かせる おすすめ 転職

介護士としての経験を活かせるおすすめの転職としては、以下5つが挙げられます。

  1. 介護事務
  2. ケアマネージャー(介護支援専門員)
  3. 生活相談員
  4. 介護教員
  5. 介護タクシー


これらの職業は、介護士として身に着けてきた知識や技術を流用しやすく、業界も同じ介護業界となるためミスマッチやイメージの違いも生じにくいのがメリットです。

以降では、それぞれの職業の詳細を紹介します。

1.介護事務

「介護事務」は、介護施設での事務作業全般を行う職業です。請求書作成、受付、電話対応、給料管理、備品管理などを幅広く担当します。

デスクワークが主体であり、介護士のように体力が問われる場面は少ないため、身体能力に自信がない方でも続けやすい介護の仕事です。

手続きなどの事務作業が中心となるため、コツコツと作業を進められる人や、細かい作業を丁寧に行える人が向いています。

2.ケアマネージャー(介護支援専門員)

「ケアマネージャー(介護支援専門員)」は、利用者さんやご家族の状況を踏まえ「ケアプラン」を作成する職業です。

前述した介護事務と同様、ケアマネジャーもデスクワークが多く事務処理能力が問われます。

また、利用者さんやご家族と向き合いケアプランを作成しますので、ヒアリング力や提案力なども重要になります。

ケアマネージャーになるには、介護支援専門員実務研修受講試験に合格する必要があります。

3.生活相談員

「生活相談員」は、介護現場での困りごとや相談に幅広く対応する、介護現場のゼネラリスト的な立ち位置の職業です。

単に利用者さんの相談に乗るだけでなく、入所・退所などの各種手続き、外部との調整など、多用な業務を行います。

調整業務、マネジメント業務、デスクワークなどが中心となりますが、介護職のサポートを行うこともあります。

生活相談員になるには、介護業務などでの一定年数の経験、もしくは「社会福祉士」や「精神保健福祉士」などの資格が求められることが多いです。

4.介護教員

「介護教員」は、教育施設(介護福祉士養成校や福祉系高校など)で、介護士を目指す学生たちに介護や福祉に関する知識や技術を教える職業です。

先生となり人に次世代を担う看護士たちを育てていくことになりますので、人に教えることが好きな人、面倒見がよい人などが向いています。

介護教員になるには、介護福祉士などの資格を取得した上で、5年以上の実務経験が必要になります。

5.介護タクシー

「介護タクシー」とは要介護1以上の人を対象としたタクシーです。

介護タクシーのドライバーになるためには、「普通自動車二種免許」「介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)」の2つが必要になります。


運転が好きで、尚且つ介護士の経験を活かしたい人には介護タクシードライバーはおすすめです。


なお、似た職業として、デイサービスの利用者さんなどを送り迎えをする「送迎ドライバー」であれば、タクシーではないため「普通自動車免許(一種)」のみで働けます。

「人をサポートできる」おすすめの転職先3つ

人をサポートできる 転職先 おすすめ


介護士のように「人をサポートできる」「人を支えられる」仕事の中でおすすめの転職先としては、以下3つが挙げられます。

「人をサポートできる」「人を支えられる」仕事の中でおすすめの転職先
  1. 看護士
  2. リハビリ職
  3. 心理カウンセラー

これらの職業は、介護士と同じように、身体の不自由な方や困っている方に寄り添い、仕事を通じて支えることができます。

以降では、それぞれの職業の詳細を紹介します。

1.看護士

「看護士」は病院などの医療機関で働くイメージがありますが、介護現場で活躍することもできます。

介護現場での立ち位置の違いとして、介護士の場合、介護業務で利用者さんをサポートします。

一方、看護士の場合は、服薬の管理、血圧の測定、注射などの「医療業務」を通じて利用者さんをサポートすることができます。

看護士になるには、看護大学や看護師養成所に通い「看護士免許(看護士資格)」を取得する必要があります。

長い道のりではありますが、その分より深い部分まで利用者さんをサポートでき、収入面でも介護士よりアップさせられることが多いです。

2.リハビリ職

リハビリ職には「理学療法士」「作業療法士」「言語聴覚士」「柔道整復師」などさまざまな職種があります。

それぞれで担当する業務は異なりますが、共通するのは機能回復や機能維持の観点からサポートするということです。

加齢や事故などで身体の弱った患者さんをサポートし、各部の機能を回復させることに関与できます。

回復していく工程を目の当たりにできるため、責任が問われるのと同時に、特有のやりがいを感じられる職業です。

3.心理カウンセラー

「心理カウンセラー」は、悩み事を抱えている人や心が弱っている人、もっと深いところでは精神病を抱えている人に対しカウンセリングを行い「心」の面から支える職業です。

心理カウンセラーとして就職する上では、一般的に「臨床心理士」や「公認心理師」などの心理系資格が求められることが多いですが、無資格者を心理カウンセラーとして採用している職場もあります。

患者さんと深く関わることになり、やりがいを感じやすい職業ではありますが、心や精神という複雑なものを扱うため、適性も大きく問われる仕事です。

「異業種にチャレンジしたい人」におすすめの転職先3つ

異業種にチャレンジしたい人 転職先 おすすめ


介護士からまったくの異業種にチャレンジしたい人におすすめの転職先としては、以下3つが挙げられます。

介護士からまったくの異業種にチャレンジしたい人におすすめの転職先
  1. 営業職
  2. ITエンジニア
  3. 家事代行

これらの職業は、比較的介護士からでも転職がしやすい職業です。

仕事内容的にはガラリと変わる部分もありますが、共通する部分もあります。

以降では、それぞれの職業の詳細を紹介します。

1.営業職

営業職には「法人営業」「個人営業」「ルート営業」などさまざまなタイプがあります。

それぞれで求められる能力は異なってきますが、どの営業職であっても「相手の身になって考えられるか」の力が重要になります。

そのため、介護職で身に着けた共感や傾聴のスキルが活かせます。

多くの営業職ではノルマが設けられており、数字に追われるプレッシャーはありますが、成果を出せればインセンティブ報酬なども付くため、向いている人にとっては天職ともなりえます。

2.ITエンジニア

システムエンジニアやプログラマーなどの「ITエンジニア」は、技術が武器となる職業です。

知識やスキルを身に着けることで多彩なキャリアを歩むことができます。

それでいて未経験者も積極的に採用しており、元介護士、元ドライバー職、元事務職などさまざまな経歴をもつ方がITエンジニアに転身しています。

単独プレイではなく、チームやプロジェクトを組み複数人で仕事を進めていく形態のため、介護の仕事で身に着けたチームワークやコミュニケーション能力を活かすこともできます。

ただしピラミッド構造の業界であり、「キツイ」といわれる面も多く、適性が問われる職業でもあります。

3.家事代行

「家事代行」は、掃除、料理、買い物などの家事全般を代行する職業であり、共働きで家事に手が回らない家庭が増えていることなどから、ニーズが急上昇しています。

アルバイトやパートだけでなく、正社員で家事代行スタッフを募集している会社もあります。

家事代行の仕事は、ホームヘルパーの「生活援助」と通じる部分も多く、介護士として身に着けたフットワークの軽さや体力なども活かせます。

介護士の経験は次の仕事でも活かせる!

介護士 経験 次の仕事 活かせる

以上、介護士の転職先としておすすめの職業を紹介しました。

今回紹介した職業は、どれも介護士としての経験を部分的に活かせる仕事です。

介護士の仕事で身に着けた、介護知識、コミュニケーション力、観察力、体力などのスキルは、別の業界や業種でも流用できるものが多いです。


面接時には、前職と転職先の共通点、流用できる点を見つけアピールしていくと、好印象に繋げやすくなります。

この記事を書いた人

ふくしこみゅ編集部
今後ますます需要が高まる「介護職」。すでに介護職の方にも、これから介護職になりたい方にも役立つ情報をたくさん発信しています。
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この記事を監修した人

医療と経済の架け橋である「医療経済学」を研究。テクノロジーとアイデアでヘルスケア関連の問題を解決すべく情報発信を行う。医療・介護サービスのDX化推進に向けたコンサルテーション事業に従事。

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