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【介護士さんにインタビュー】医療病棟・グループホームを経験したリアルな声

【介護士さんにインタビュー】医療病棟・グループホームを経験したリアルな声

「介護士さんのリアルな声が聞きたい」と思ったことはありませんか?

介護職は需要が高く転職を考える方が少なくないですが「きつい」「大変」といったマイナスな意見を耳にするため、転職を躊躇することがあります。

そこで今回は、実際に介護現場で働かれていた「あいこさん」にインタビューしました!

【あいこさんのプロフィール】
福祉医療系の高校卒業後、介護士として医療病棟に勤務。
その後グループホームへ転職。
退職し現在は翻訳家・ライターとして活動中。

目次

介護の仕事を始めたきっかけ

ふくしこみゅ編集部

早速ですが、介護の仕事を始めたきっかけについて教えてください!

あいこさん

もともと高校の時に福祉と医療の学校に通っていて、当時から業界に入りたいと思っていました。医療に進みたかったですが、金銭面から介護にシフトしました。

ふくしこみゅ編集部

実際介護の仕事を始めてどういう感想を持たれましたか?

あいこさん

想像以上に利用者さんと関わるのが楽しかったです!
介護の仕事は大変といわれることもありますけど、利用者さんから「ありがとう」といわれたり、孫のようにあつかってくれたり嬉しかったです。

「介護職は大変」というイメージを抱かれがちですが、実際に利用者さんと関わると優しい人柄に触れる場面がたくさんあります。
些細なことでも感謝されることが多く「介護職をしていてよかった」と心から実感できます。

高校卒業後、医療病棟で勤務

ふくしこみゅ編集部

医療病棟ではどのような業務をされていたのですか?

あいこさん

医療病棟は認知症の方の介護というよりは、病気で体を動かせない人の身体介助を行います。

ふくしこみゅ編集部

介護施設よりも大変そうなイメージですね。

あいこさん

介護施設よりも業務が多いですね。
病棟では50人の患者さんを介護していましたが、グループホームは9人なので人数が全く違います。

医療病棟とは?
急性期の治療を終え心身の状態が安定しているものの、継続的な入院治療を必要とする慢性期の患者さんが入院する施設。病気の再発予防、体力の維持・向上を目指します。

ふくしこみゅ編集部

医療病棟で働ける介護士さんは少ないイメージなのですが、なぜなのでしょうか?

あいこさん

以前「病院は働きにくいからやめなさい」っていわれました。
医師と看護師、介護士がいるので介護士が下の立場になってしまいがちで働きにくく、人間関係が難しいといわれたんです。

ふくしこみゅ編集部

確かに難しそうですね…。それでも医療病棟に進んだんですね。

あいこさん

そうですね、病院で働くことに憧れを抱いていたので。

ふくしこみゅ編集部

実際働いてみていかがでしたか?

あいこさん

人間関係はちょっと難しかったかなと正直思いました。
病院で働き始めた時が19歳だったので、50代の特ベテラン看護師さんが多く、ジェネレーションギャップが大変だと感じましたね。

ふくしこみゅ編集部

病院で働くとそういった問題があるのですね。
それでも、病院で働いているとたくさんの知識がつきそうです。

あいこさん

そうですね、病気に詳しくなったり、点滴やカテーテルのある患者さんを介助したりと、幅広い介護の知識やスキルが磨かれました。

ふくしこみゅ編集部

夜勤はあったのですか?

あいこさん

2交代で夜勤はありました。
夜勤は16時間勤務でした。

病棟での勤務は人間関係や業務の多さと大変なことがありますが、さまざまなスキルが磨かれるため、転職活動に有利になり転職先でいち早く業務ができるメリットがあります。

あいこさんは、転職先であるグループホームの新人研修が本来なら6ヶ月のところ、1ヶ月で完了しました!

グループホームとは?
認知症であり要支援2以上の方が共同生活をおくる施設。
ユニットとよばれる部屋や台所、食堂などで構成された空間でまるで家族のような生活を送ります。
介護職員はコミュニケーションをとりながら利用者さんのもっている能力を伸ばし、自立した生活をおくります。
1ユニット9人まで、ひとつの施設につき最大2ユニットまでと定められており、介護職員と利用者さんとの距離が近いです。

1人1人に寄り添いたくてグループホームへ転職

ふくしこみゅ編集部

なぜグループホームに転職されたのですか?

あいこさん

グループホームは1つの家で共同生活をしている設定なので、家にいるような感覚です。距離も近く家族みたいに接することができます。

グループホームは利用者さんと近く深く関わることができるので「1人1人に寄り添った介護をしたい」と考えている介護士さんにはピッタリの職場です。

就職先を選ぶときは、やりたい介護にマッチする職場を選ぶことがポイントです。しかしながら、最初から誰もが自分のやりたい介護が見つかるわけではありません。

あいこさんのように、まずは興味のある分野で働いてみると自然とやりたい介護がわかります。介護士さんが活躍できる場所はたくさんあるので、やりたい介護がわかれば就職先も見つけられます。

ふくしこみゅ編集部

介護の仕事で大切にしていたことはありますか?

あいこさん

おむつ交換などの身体介助やいわれた仕事だけでなく、心のケアもしていました。
利用者さんは不安があったり、うつ傾向だったりします。

ふくしこみゅ編集部

心のケアは具体的な例はありますか?

あいこさん

怒らないことですね。
普通のことですけど、業務が忙しくなると介護士の口調が強くなったり粗くなったりすることがあります。
どんなに忙しくても落ち着いて対応することを心がけていました。

ふくしこみゅ編集部

すべての人にはできないことですよね。
なぜそこができるのか秘訣を聞いてもよいですか?

あいこさん

自分がもし相手の立場だったらというのを考えています。
自分がそのうち介護される側にもなるので、その時自分のしてほしいことを利用者さんにするように心がけていました。
逆に自分がしてほしくないことはしないように。

夜勤が体に合わずパートに、そして退職

ふくしこみゅ編集部

現在は介護の仕事をされていないですが、なぜ退職されたのでしょうか?

あいこさん

夜勤がキツくて体調を崩して辞めました。
夜勤をやらないとなると正社員から外れてパートになるのですが、パートではあまり稼げないので辞めました。

ふくしこみゅ編集部

辞めてからはいかがですか?

あいこさん

元気に過ごせてよいです!

ふくしこみゅ編集部

今から介護士として働くとして、パートで時給2,000円なら働けますか?

あいこさん

日中のみだったら働けます!

ふくしこみゅ編集部

それほど夜勤がキツかったのですね。
年配の方はもっとキツいのでしょうか?

あいこさん

体質があると思います。
人は夜に休息モードに入るので血圧が下がりやすいです。特に私は血圧が下がりやすく、起立性低血圧を起こしていました。
10年勤務している介護士さんで全然平気という方もいます。

グループホームなど介護系施設で正社員として働くには夜勤が必須です。夜勤が体に合わないことにより働き方を変える介護士さんは少なくありません。

自分に合わないと感じたら勤務形態を変えたり、違う職種にチャレンジしたりもできます。

起立性低血圧とは?
立ち上がったり起き上がったりした時に血圧が低下し、脳に必要な血液がいき渡らず酸素不足となり、軽い意識障害である立ちくらみを引き起こします。めまいや吐き気を伴うことがあります。

介護の仕事をしてよかったこと&介護の魅力

ふくしこみゅ編集部

介護の仕事をしてよかったことを教えてください!

あいこさん

「人の役に立ててるな」と実感できるのが嬉しいです。

ふくしこみゅ編集部

確かに直接人と関わるので実感しますよね。
ズバリ介護の魅力はなんでしょうか?

あいこさん

利用者さんの笑顔が見れることですね。
社会貢献できると実感がわきます。

ふくしこみゅ編集部

最後に介護職を目指す方に伝えたいことを一言お願いします!

あいこさん

未経験から介護職を目指すと、大変なことや苦労もあります。
それを乗り越えたらやりがいのある楽しい仕事だと思えます!
頑張ってください!

ふくしこみゅ編集部

ありがとうございました!
あいこさんは現在翻訳家・ライターとして活動されています。
興味がある方はこちらをのぞいてみてくださいね。
あいこさんのブログ

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この記事を書いた人

ふくしこみゅ編集部
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この記事を監修した人

医療と経済の架け橋である「医療経済学」を研究。テクノロジーとアイデアでヘルスケア関連の問題を解決すべく情報発信を行う。医療・介護サービスのDX化推進に向けたコンサルテーション事業に従事。株式会社femto代表取締役。

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