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介護職のフルタイム勤務はきつい?きつい理由とフルタイムで働くメリットも解説

介護職 フルタイム きつい

介護職はニーズが高まっており、転職しようか考える方が多くいます。

転職後の働き方を考えたときに、フルタイムで働くかパートタイムで働くか迷う方がいるでしょう。

また「介護職のフルタイムはきつい」という声を耳にすることがあり、フルタイムで働くことに不安を抱いている方も少なくありません。

そこで今回は「介護職のフルタイムがきついといわれる理由」を解説しながら「フルタイムで働くメリット」も紹介します。

目次

フルタイムとパートタイムの違い

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まず、フルタイムとパートタイムの働き方の違いを紹介します。

フルタイムとは、職場で定められている勤務時間通りに働く人、または働き方のことです。

介護職の場合、施設や事業所によって夜勤・日勤・早出・遅出があります。

中でも利用者さんが入居している介護施設では、夜勤が必須です。介護施設では、フルタイム勤務の条件として「夜勤を月に5回程度行う」と定められていることがあります。

そして、忙しい食事の時間帯や、利用者さんの起床・入眠時に介護職員を手厚く配置する、早出・遅出がある職場もあります。

なお、デイサービスやデイケアは日中のみの勤務のため、夜勤はありません。

パートタイムとは、職場で定められている勤務時間を満たさない人、または働き方のことです。

施設や事業所の求人内容や、求職した人の希望をすり合わせて勤務時間が定められます。

例えば「夜勤なしの介護施設勤務」「9時〜15時までの6時間勤務」のような働き方ができるのがパートです。

ちなみにフルタイムは常勤、パートタイムは非常勤ともいいます。

介護職のフルタイムがきついといわれる理由

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フルタイムとパートタイムの違いを紹介したところで、次は「介護職のフルタイムがきつい」といわれる理由を紹介します。

  1. 2交代の夜勤は身体的負担が大きい 
  2. 3交代・4交代だと休日が短く十分な休息ができない
  3. 仕事上の責任が大きい

2交代の夜勤は身体的負担が大きい

介護職のフルタイムがきついといわれる理由に、2交代制だと夜勤の勤務時間が長いため身体的負担が大きいことが挙げられます。

2交代制は日勤・夜勤のシフトが組まれます。

夜勤の勤務時間は施設によって異なりますが、16時〜9時までや、17時〜10時といった夕方から次の日にかけて勤務することが多いです。

勤務中に休憩時間があるとはいえ、おおよそ17時間も勤務するため、疲労による身体的負担が大きく、きついと感じるでしょう。

しかし、夜勤明けの翌日は基本的に休みであることや、3交代や4交代と比較すると夜勤の回数が少ないメリットもあります。

3交代・4交代だと休日が短く十分な休息ができない

3交代と4交代を取り入れている職場では、シフトによっては休日が短く、十分な休息ができないためつらいという意見があります。

3交代の施設は、3つの時間帯に分けてシフトを組んでいます。

【3交代の例】
・日勤(早出)7時~15時
・遅出(遅番・準夜)14時半~22時半
・夜勤 22時~7時15分

※朝早い時間から勤務することを早出、夕方から夜にかけて勤務することを遅番・準夜ともいいます。

上記の3交代の勤務時間に加えて、4交代の施設では介護職員を手厚く配置したい時間帯にシフトを組んでいます。特に、日中は利用者さんが起きており介護が必要なため、夜間よりも多く介護職員が配置されます。

そこで、なぜ3交代や4交代が十分な休息ができないのかというと、夜勤明けの翌日にシフトが組まれていることや、夜勤が連続で続くことがあるからです。

介護職員の人数やシフトの都合上仕方がないかもしれませんが、家で休息する時間が短いと疲労がなかなかとれず、きついと感じるでしょう。

加えて、3交代や4交代は勤務時間が短いメリットがある反面、2交代よりも夜勤の頻度が多いのもきついと感じる理由です。

仕事上の責任が大きい

介護職のフルタイム勤務は、仕事上の責任が大きいこともきついと感じる理由のひとつです。

リーダーなど責任のある役職は、主にフルタイムで勤務する人が担当します。

リーダーになると、介護業務だけでなくフロア全体の管理やシフトの作成、介護職員への教育など幅広い業務を行います。

リーダー業務は責任が大きく、人によってはプレッシャーを感じることがあるためきついと感じることがあるでしょう。

また、新しい業務が増えるために、覚えることが増えてきついと感じることもあります。

介護職がフルタイムで働くメリット

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ここまでフルタイムで勤務する介護職がきついと感じる理由を紹介しましたが、フルタイムで働くことによるメリットもあります。

介護職がフルタイムで働くメリットは3つあります。

  1. 安定した給料が得られる
  2. ボーナスが見込める
  3. キャリアアップにつながる

メリット3つを順に紹介します。

安定した給料が得られる

介護職のフルタイム勤務は、施設で定められた基本給が毎月支払われるため、安定した給料が得られることがメリットです。

月によって1月は31日、4月は30日のように日にちが異なり、勤務日数も異なります。しかし、フルタイムであれば、勤務日数に関わらず基本給が支払われます。そのため、安定した収入を見込めるのがメリットです。

反対に、パート勤務の場合は、勤務した時間と日数分が給料として支払われます。

ボーナスが見込める

フルタイム勤務は、施設によって定められた月にボーナスが入ります。

ボーナスは将来に備えて貯金したり、自分の好きなものを買ったりと用途が多く、何度もらっても嬉しいものです。

そして、ボーナスが入ることは、仕事に対するモチベーションのアップに繋がります。

なお、ボーナスとは一定以上の利益が生まれた際に、職員にボーナスとして還元するものです。利益が低い時期はボーナスが入らないので注意しましょう。

キャリアアップに繋がる

介護職のフルタイム勤務は、キャリアアップに繋がることもメリットです。

キャリアアップは仕事上の大きな責任を伴うことが多い反面、やりがいを実感します。

具体的には、新しい業務を覚えたり、新たな視点で物事を考えられるようになったりするため、自身の成長を感じることができるでしょう。また、介護職員の働く環境をよりよい環境に変えることもできます。

そして、キャリアアップは給料アップにも繋がることも期待できます。

介護職のフルタイムがきついならパートで働いてもよい

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上記で介護職がフルタイムで働くメリットを紹介しましたが、それでも「フルタイムで働くのは自分には無理そう」と感じるかもしれません。

でしたら、パートタイムとして働き始めてもよいでしょう。

パートタイムはフルタイムに比べて給料が低いですが、短い時間でも働けるメリットがあります。自分の希望する働き方や、ライフスタイルに合わせた勤務時間の調整が可能です。

介護施設によっては「夜勤なしで日勤のみ」「準夜のみ」といった非常勤の求人を募集している職場があります。

また、まずはパートタイムで働いてから「フルタイムで働けそう」「フルタイムで働きたい」と思ったら上司に相談してもよいでしょう。

介護職に興味があるのなら、実際どのような仕事なのか経験することで新たな気づきを得られます。

介護職のフルタイム勤務はきついことがあるけどメリットもある

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今回は「介護職のフルタイムがきついといわれる理由」を紹介しました。

介護職のフルタイムがきつい理由は、勤務形態と役職による責任の重さがあります。しかし、安定した給料やボーナスが得られることや、キャリアアップに繋がるといったメリットもあります。

記事で紹介した内容をふまえて、フルタイムで勤務するか考えましょう。また、介護職はフルタイムだけでなく、パートで働くことも可能です。「介護職をパートから始めてみる」という選択肢もよいでしょう。

この記事を書いた人

ふくしこみゅ編集部
今後ますます需要が高まる「介護職」。すでに介護職の方にも、これから介護職になりたい方にも役立つ情報をたくさん発信しています。
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この記事を監修した人

医療と経済の架け橋である「医療経済学」を研究。テクノロジーとアイデアでヘルスケア関連の問題を解決すべく情報発信を行う。医療・介護サービスのDX化推進に向けたコンサルテーション事業に従事。株式会社femto代表取締役。

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