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介護職の夜勤はきつい?きつい理由と夜勤で働くメリット、きつい対策も紹介

介護職は介護を必要とする方の生活を支援する職業であり、社会にとって必要不可欠な存在です。

しかしながら、介護施設で働く介護職には夜勤があるため「きつい」というマイナスなイメージを持っている方もいます。

そのイメージによって、夜勤がある介護施設で働くことをためらう方がいるでしょう。

確かに介護職の夜勤はきついことがありますが、メリットもたくさんあります。

そこで今回は「介護職の夜勤がきつい理由」を中心に、夜勤をするメリットと夜勤のきつさ対策も紹介します。

目次

介護職の夜勤がきつい理由

介護職 夜勤 きつい理由

介護職の夜勤がきつい理由は5つあります。

  • 長時間の勤務がきつい
  • 緊急時の対応が大変
  • 介護職員が少ない 
  • 体調不良になりやすい
  • 家族や友人との時間が合わずきつい

それぞれ順に紹介します。

長時間の勤務がきつい

介護職の夜勤は、2交代制だと夕方から翌日の午前中まで勤務をするためきついと感じる方がいます。

夜勤中に休憩時間があるとはいえ、長時間の勤務は身体的負担がかかるでしょう。

なお、3交代制の場合は日勤・夕方・夜勤とシフトが組まれており、2交代制のように長時間の勤務はしません。
しかし、2交代制と比較すると夜勤の頻度が多いです。

緊急時の対応が大変

介護職は夜勤中に緊急時の対応をしなければならないことも、きついと感じる理由の一つです。

例えば、高齢者の方が夜中に体調が悪くなった場合や、急な事故が発生した場合には、即座に対応しなければなりません。

介護職員にとっては大きな負担となることがあります。

介護職員が少ない 

介護職の夜勤は、日勤よりも人員配置が少ないためにきついと感じる方がいます。

夜間は利用者さんが眠っている時間であるため、介護職員の人数も少なくなっています。

勤務人数が少ない中、利用者さんの対応が重なるときついと感じることがあります。

あまりに忙しいと介護職員が食事や休息をとるタイミングを逃すことも、きついと感じる理由でしょう。

体調不良になりやすい 

日勤と夜勤の不規則なリズムにより、体調不良になりやすくきついという声があります。

不規則なリズムだと十分な休息をとれず、免疫力が低下するため風邪を引きやすくなったり、だるさや疲れがとれなかったりします。

日頃から自身の健康管理をすることが大切です。

家族や友人との時間が合わずきつい

夜勤がある介護職は、家族や友人と過ごす時間が合わないためきついと感じる方がいます。

介護職は昼夜も土日も関係なく勤務する職業のため、家族や友人と関わる機会が少なくなりやすいです。

介護職が夜勤で働くメリット

介護職 夜勤 働くメリット

ここまで介護職の夜勤がつらい理由を紹介しましたが、夜勤で働くメリットもあります。

介護職が夜勤で働くメリットを紹介します。

  • 日勤よりも忙しくない
  • 利用者さんの新たな一面を知ることができる
  • 共に働く介護職員とコミュニケーションがとれる
  • 自己成長が促進される
  • 夜勤手当がつく
  • 2交代制は夜勤明けに時間がある

それぞれ順に紹介します。

日勤よりも忙しくない

利用者さんが眠っている夜間は日中よりも業務が少ないため、忙しくありません。

介護職員によっては、夜勤を好み「夜勤専従」で働く方がいます。

しかし、日によっては夜に利用者さんが眠れないときがあります。

その際は介護職員が対応しなければならないため、介護職員が休息できずつらいと感じるでしょう。

利用者さんが眠れない日が続いている、昼夜逆転しているといったことがあれば、利用者さんが眠れない要因を調べることが必要です。

そして、介護職員で共有し生活リズムを整える介護介入をしましょう。

利用者さんの新たな一面を知ることができる

介護職が夜勤で働くと、利用者さんの新たな一面を知ることができます。

例えば、利用者さんの夜のルーティーンを知れたり、夜間眠れているのかを確認できたりします。

利用者さんの新たな一面を知ると介護のアセスメントが深まり、より利用者さんに寄り添った介護計画を立てることができます。

共に働く介護職員とコミュニケーションがとれる

夜勤中には、介護職員同士のコミュニケーションが深まることもあります。

夜勤の時間帯は、普段とは違う環境で働くことになるため、職場の雰囲気や人間関係についても新たな発見があるかもしれません。

自己成長が促進される

夜勤は日勤と比べて介護職員の人数が少なく、責任ある役割を担うことが多いため、自己成長が促進されることがあります。

また、利用者さんの急な体調不良など、自分1人で対応しなければならない緊急事態に遭遇することがあり、問題解決力や判断力が養われる場合もあります。

夜勤手当がつく

夜勤は手当がつくため、日勤のみの勤務よりも給与が高くなります。

夜勤を積極的に担当することで、年収アップにも繋がるでしょう。

介護職の夜勤手当は各施設で異なるため、夜勤手当による給料アップを目指している方は、夜勤手当が高い施設を選択するとよいでしょう。

2交代制は夜勤明けに時間がある

2交代制の場合、夜勤明けの日と翌日は休日を取り入れている施設が多く、自由な時間が長いというメリットがあります。

夜勤明けに休息した後、趣味や家族との時間など自分の生活スタイルに合わせた時間を過ごすことが可能です。

きつい夜勤を乗り越えるための対策

介護職 きつい夜勤 乗り越える 対策

夜勤はきついと感じることがありますが、対策をとることで夜勤のきつさを和らげることができます。

ここでは、きつい夜勤を乗り越えるための対策を紹介します。

自身の健康管理

きつい夜勤を乗り越えるためには自身の健康管理が大切です。

日頃から夜更かしせず眠る時間を確保し、夜勤前と夜勤明けも十分な休息をとるようにしましょう。

加えて、栄養バランスのとれた食事、適度な運動も体調を整えるために必要です。

心身のストレスを軽減する発散やケアも取り入れましょう。

夜勤中は飴玉やチョコなどを常備

夜勤中は飴玉やチョコなど、簡単に糖分補給できるものを常備しておくとよいでしょう。

なぜかというと、忙しい夜勤だと食事をするタイミングが取りにくいため、サッと口に入れられる飴玉やチョコで糖分補給できるからです。

忙しい中でも糖分をとらないと、頭が回らない、手が震えるといった低血糖症状が出るために自身の体や仕事に支障をきたします。

自分の体と利用者さんを守るためにも、糖分補給は大切です。

利用者さんが夜間休めるような介護介入

利用者さんが夜間眠りにつくことで、介護職員の負担も軽減します。

そのためには、利用者さんが日中活動できる介護介入や、夜間眠れない不安を取り除く必要があります。

利用者さんが夜間ぐっすり眠ることは、利用者さん自身の生活リズムを整えるうえでも大切なことです。

もし、利用者さんの不眠が続いている様子であれば、看護師や医師に相談してもよいでしょう。

介護職の夜勤はきついけどたくさんメリットがあり対策もできる

介護職 夜勤 メリット 対策

今回は「介護職の夜勤がきつい理由」を紹介しました。

介護職の夜勤は長時間であり、介護職員が少ない中で利用者さんの対応が重なるときついと感じやすいでしょう。

不規則なリズムにより体調不良となりやすく、家族や友人との時間も合わないこともきつい理由として挙げられます。

しかし、介護職の夜勤はたくさんのメリットがあります。

メリットの恩恵から「夜勤に積極的に入りたい」という介護職員がいるほどです。

そして、夜勤のきつさは対策ができ、対策を十分にとることで働きやすい夜勤の環境をつくることができます。

本記事で紹介した内容をふまえた上で、夜勤をするか検討しましょう。

この記事を書いた人

ふくしこみゅ編集部
今後ますます需要が高まる「介護職」。すでに介護職の方にも、これから介護職になりたい方にも役立つ情報をたくさん発信しています。
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この記事を監修した人

医療と経済の架け橋である「医療経済学」を研究。テクノロジーとアイデアでヘルスケア関連の問題を解決すべく情報発信を行う。医療・介護サービスのDX化推進に向けたコンサルテーション事業に従事。

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