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【介護士におすすめのズボン5選】介護士にふさわしい服装を現役介護士が徹底解説!

介護・医療の職場では、既定のユニフォームはなく、ポロシャツやTシャツを着用している病院や施設も増えてきました。

決まった制服がないことに対して「どんな服装が適切なの?」「ズボンはどんなのがいいの?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、介護士の仕事の特徴から、介護士にふさわしい服装(特にボトムス)について徹底解説していきます。

おすすめのズボン5選もまとめていますので、ぜひご覧ください。

目次

仕事内容に合った服装を選ぶことが大切

介護職 服装

介護士の服装を選ぶにあたっては、まず介護士の仕事内容について理解しておくことが必要です。

介護士の仕事は一般的に「専門的な介護の知識と技術で、介護を必要とする方を支援すること」とされています。

仕事内容は「身体介助」「生活支援」「相談、助言」に分けられます。

ここでは、服装を選ぶ上で特に注意が必要となる介護の仕事で、介護士の主な仕事となっている「身体介助」について詳しく説明していきます。

介護士の主な仕事内容は身体介助

身体介助とは、要介助者の移動の介助、排泄介助、食事介助などを指します。

これらは全て利用者さんの体に直接関わる援助です。

以下で具体的な「身体介助」の例をみていきましょう。

移乗介助

移乗介助は、要介護者の動きをサポートする仕事です。

具体的には、ベッドから車いすへの移乗や歩行の付き添いなどがこれにあたります。

移乗介助は他の介助と比べて事故に繋がりやすいため、利用者さんの状況をよく観察し、状況に応じて柔軟に対応することが求められます。

なお、移乗介助をする際の服装選びのポイントは何より動きやすい服装を選ぶことです。

しゃがむ姿勢をとることも多いため、膝の曲げ伸ばしがしやすい服を選びましょう。
伸縮性がありストレッチのきくズボンがおすすめです。

また、ボタンやファスナーが利用者さんにあたって、思わぬ怪我に繋がる可能性もあります。

直接利用者さんの身体に触れる移乗介助をする際は、装飾のないシンプルな服を選ぶと良いでしょう。

排泄介助

排泄介助では、トイレに行く際の移動から排泄までの行動をサポートします。

トイレへ行くことが難しい方には、オムツ交換をおこないます。

排泄介助では排泄行動のサポートだけではなく、排泄物を観察し、要介助者の健康状態を把握することも必要です。

排泄介助は服が汚れやすい仕事ですので、こまめな洗濯が必要となります。

服の手入れに手間がかからないよう、洗いやすく乾きやすいズボンを選びましょう。

また、介護士の仕事では利用者さんやご家族の方へ不快な印象を与えないために清潔感も必要です。

型崩れやシワになりにくい服を選ぶと身支度の時間短縮にも繋がり、清潔感のある印象を与えることができます。

食事介助

食事介助では、自分で食事を摂ることができない方へのサポートをおこないます。

摂食の介助だけでなく、食前・食事中・食後の様子を観察し、利用者さんの状態にあわせた食行動がとれるよう支援します。

食事介助も服が汚れやすい業務です。

手入れがしやすく、清潔感を保ちやすいズボンを選びましょう。

「身体介助」は、事故に繋がりやすい業務です。

利用者さんの状況を観察し、安全にサポートを行うためには、介助者の知識や技術はもちろんのこと、動きやすくシンプルな服装を選ぶことが求められます。

参考)全国社会福祉協議会 

介護士のズボン選びに絶対外せない5つのポイント

介護職 ズボン ポイント

介護士の仕事内容がわかったところで、介護士の仕事の特徴について考えてみましょう。

仕事内容ごとに適した服装を着用するのがベストですが、多忙な介護現場では着替える時間すら取れないことも多いかと思います。

ここでは、介護士の仕事全般に共通する特徴を挙げ、ズボン選びの基本的なポイントについてご紹介します。

  1. 通気性の良いズボンを選ぶ
  2. 手入れのしやすいズボンを選ぶ
  3. 清潔感があるものを選ぶ
  4. 動きやすいズボンを選ぶ
  5. 機能性を重視する

通気性の良いズボンを選ぶ

施設内や病院内は、利用者さんの心地よい室温に保たれています。

一方介護士は、利用者さんのベッドから車いすへの移乗や、オムツ交換、食事介助など体を使うことが多いため、暑さを感じやすいです。

利用者さんにとっては心地よい温度でも、からだを動かすことの多い介護士にとっては、すこし暑いと感じる環境なのです。

そのため、冬場でもかなり汗をかきます。

通気性の良いズボンを選ぶことでより快適に仕事を行うことができるでしょう。

手入れのしやすいズボンを選ぶ

介助が必要な方のなかには、自分の体をうまくコントロールできない方も多くいらっしゃいます。

入浴介助で水に濡れてしまうことや、排泄介助で服が汚れてしまう可能性もあります。

そのため、すぐに洗えて乾きやすい素材のズボン、手入れのしやすいズボンを選ぶことが重要です。

また、汚れてもすぐに対応できるよう、着替えを一式置いておくなどの準備をしておくと良いでしょう。

清潔感があるものを選ぶ

介護士にとって、利用者さんやそのご家族の信頼感を得るためにも、清潔感のある服装を選ぶことは重要なポイントです。

清潔なものを身に着けるだけでなく、だらしないサイズ感の衣服は選ばないよう注意しましょう。

柄ものはラフに見えてしまうためNGとなります。また、下着が透けるような素材の衣服も避けましょう。

色は、白、ベージュ、黒、紺などが人気があります。

特に白は、看護師などの病院で働く医療職者のユニフォームで多い色合いです。
清潔感を出しやすいため人気の色ですが、汚れが目立ちやすく、下着の色にも気を配る必要があります。

動きやすいズボンを選ぶ

からだを動かすことの多い介護士にとって、動きやすい服装は必須です。

ほどよく伸びて動きやすい素材のものがよいでしょう。

ジーンズ生地の衣服は、生地が硬く、動きにくいだけでなく、金具などの装飾で利用者さんの皮膚を傷つけてしまうリスクがあるので注意が必要です。

またジーンズ生地の衣服は、ラフにみえてしまう可能性もあります。

機能性を重視する

前述したように、介護士は仕事内容の特徴から、清潔感を意識する必要があり、こまめな洗濯が必要です。

また、よく汗をかくので、汗をかいてもべたつかない素材のズボンを選ぶのがよいでしょう。

ポリエステル、ナイロンなどの素材が多く含まれた衣服は乾きやすいためおすすめです。


チノパンは、何にでも合わせやすく丈夫ですが、素材によっては乾きにくいものもあるので、購入前に素材をしっかりと確認しましょう。

介護士におすすめズボン5選

介護職 おすすめ ズボン

ここでは、上記で紹介したズボン選びのポイントを踏まえ、介護士におすすめのズボンを5つご紹介します。

MIZUNO ミズノ – unite ユナイト -スクラブパンツ [男女兼用] 

スポーツメーカー「MIZUNO(ミズノ)」とユニフォームメーカー「CITOSE(チトセ)」が共同開発した医療用ユニフォームです。

洗濯に強く、乾きやすく、しわになりにくいのが特徴となります。

カラーバリエーションも豊富です。

Lumiere(AITOZ)【レディース】白衣 女性用 ストレッチ ナースパンツ

ストレッチがよく効いたシャーリングパンツです。

快適素材で、ラクに履いていただけます。

お尻周りのもたつきもないので、すっきりしたシルエットが好きな方におすすめです。

FOLKレディスストレートパンツ

すっきりとしたシルエットで、ウエストは総ゴムで優しい着心地です。

100%ポリエステルで、乾きやすいストレッチパンツです。

HI collection(wacoal×FOLK)スリムストレートパンツ

ワコールならではの、美しいシルエットとなります。

素材には伸縮性があり、動きやすいです。

細身のシルエットが欲しい方におすすめです。

アンファミエオリジナル パウダーストレッチ総ゴムパンツ

優しいパウダーのような生地感がポイントです。

よく伸びるので、一日中快適に過ごせます。

介護士のズボンは動きやすく清潔感のあるものを選ぼう!

介護職 ズボン

この記事では、介護士にふさわしい服装選びのポイントに焦点を当て、おすすめのズボンをご紹介しました。

介護士がズボンを選ぶ上で確認すべきポイントは以下の5つです。

  • 通気性の良いズボンを選ぶ
  • 汚れやすい手入れのしやすいズボンを選ぶ
  • 清潔感があるものを選ぶ
  • 動きやすいズボンを選ぶ
  • 機能性を重視する

介護士は利用者さんの一番近くで、安全で快適な生活を送るためのサポートをする仕事です。

利用者さんの安全を確保するのはもちろんのこと、不快感を与えることのないよう清潔感のある服装を選ぶことも重要なポイントです。

さらに、介護士が気持ちよく働けるよう自分に合った動きやすい服装を選びましょう。

仕事のモチベーションを上げるためには、安全性を最優先に考えながらも自分好みのデザインで気に入ったものを選ぶことも効果的かもしれません。

介護のプロとして、利用者さんの安全を最優先に考えながら、自分も気持ちよく働けるような服装を選んでみてはいかがでしょうか?

この記事を書いた人

ふくしこみゅ編集部
今後ますます需要が高まる「介護職」。すでに介護職の方にも、これから介護職になりたい方にも役立つ情報をたくさん発信しています。
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この記事を監修した人

医療と経済の架け橋である「医療経済学」を研究。テクノロジーとアイデアでヘルスケア関連の問題を解決すべく情報発信を行う。医療・介護サービスのDX化推進に向けたコンサルテーション事業に従事。

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