令和5年度の介護福祉士国家試験は令和6年1月28日です。
試験までの残りの日数が少ないため、いかに効果的に効率よく勉強するかが重要です。
そこで、おすすめの勉強方法は、ユーチューブを活用することです。
ユーチューブを活用した「ながら勉強」と「隙間時間を活用」した勉強方法について解説し、過去問の使い方とおすすめのユーチューブチャンネルも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ユーチューブを活用して勉強する方法
多くの人が、日常的にユーチューブで情報収集したり動画を楽しんだりしているでしょう。
いつもユーチューブを視聴している時間を介護福祉士国家試験対策にあてたり、隙間時間を活用したりすれば、多くの勉強時間を確保できます。
日常的にユーチューブを視聴しない方でも、これを機に利用してみることをおすすめします。
ただし、ユーチューブで勉強するときの注意点があります。
それは、ユーチューブには常にほかの動画の誘惑があることです。誰でも、いつの間にか目的とは違う動画を見て時間を浪費してしまった経験があるはずです。
「勉強する!」という強い意志を持ってユーチューブを利用しましょう。
加えて、ユーチューブで勉強する前に過去問を一度解いてみること、ユーチューブで勉強後にも過去問を解いてみることをおすすめします。
以下で、勉強の進め方を説明します。
ユーチューブの前にまず過去問を解く
ユーチューブで勉強を始める前に、まずは過去問を解いてみましょう。
過去問を解く理由は「現在の自分の実力、得意・不得意を知る」「どのような問題が出るのか、出題傾向を知る」ためです。
介護福祉士の国家試験を受験するためには、福祉系の学校で学ぶか介護現場での実務経験が必要なため、過去問がまったく解けないことはほぼありません。
実務経験を積んで国家試験を受験する場合には「実務者研修」の修了が義務づけられていることもあり、現場と研修で得た知識で解ける問題も多くあります。
そのため、まずは過去問を解いて自分の得意・不得意を把握しておきましょう。
また、いきなりユーチューブで勉強するよりも、どのような問題が出るのか、出題傾向がわかってから勉強することで、理解度に差が出ます。
過去問は、解答の解説が詳しく載っているものを一冊は購入することをおすすめしますが、社会福祉振興・試験センターのサイトに掲載されているので、それを活用するのもひとつの方法です。
なお、過去問は、過去3年分を3回は解くことをおすすめします。
ユーチューブで勉強する前にまず1回解いて、ユーチューブで勉強してある程度知識を身につけてから2回目、3回目に取り組みます。2回目、3回目は試験時間内に解いて、本番の時間配分の練習をしましょう。
ながら勉強
過去問を解いてみて、自分の実力や出題傾向を把握したら、いよいよユーチューブを活用して勉強していきましょう。
1回目は意味がわからなかったり、まったく記憶に残らなかったりしても、繰り返し何度も聞くことで理解できるようになったり、いつの間にか覚えられたりします。
耳で聞いて勉強するだけであれば、1日の中で多くの時間を確保できます。
- 起床後、身支度・準備をしながら
- 仕事の行き帰り、歩きながら、運転しながら
※歩きながら、運転しながらの場合は安全第一で
- 帰宅後、家事・料理をしながら
- お風呂に入りながら
- 寝るまでの雑用をしながら
上記以外にも、自分の生活パターンにより活用できる時間をみつけられる可能性は高いです。
根を詰めてやり過ぎて挫折するよりは、メリハリをつけて「お風呂はリラックスタイムにしたい」など、自分のペースで取り組んでいきましょう。
しかし、現時点で勉強があまり進んでいないのであれば、試験までの残りの日数は、常に耳で勉強する覚悟も必要です。
隙間時間の活用
介護福祉士の国家試験受験者は働きながら勉強している方が多く、まとまった勉強時間を確保することが難しいです。
勤務先によっては不規則な勤務だったり夜勤があったり、その上家事・育児に追われている方もいるでしょう。
隙間時間を活用するためにやるべきことは「隙間時間の洗い出し」と「隙間時間の時間割を設定」することです。
[隙間時間の洗い出し]
- 自分の1日の中の隙間時間を洗い出す。「電車を待っている5分」「お昼休憩中の10分」「帰宅後ダラダラしている15分」など
- 「ながら勉強」とは別に、ユーチューブを視聴したりスマホアプリや過去問などに取り組める時間を洗い出す
[隙間時間の時間割設定]
隙間時間の時間割の設定方法はふたつのパターンがあります。
- 時間に合わせてやることを決めておく
例)
- 3分あったら一問一答をやる
- 5分あったら過去問解説を一問読む
- シチュエーションに合わせてやることを決めておく
例)
- 電車を待っている間に一問一答をやる
- 昼休憩のうち10分は動画視聴にあてる
たとえ1回に活用できる時間が数分であっても、1日に数回、毎日積み重ねていけばかなりの時間が確保できます。
おすすめのユーチューブ『カイゴノチシキ』
ユーチューブで勉強をすすめる際にぜひ活用してほしいユーチューブチャンネルが『カイゴノチシキ』です。
解説は丁寧で、図なども用いて説明してくれるためわかりやすいです。
また、過去問の解説のライブ配信や一問一答のショート動画もあるため、時間やシチュエーションに合わせて活用できます。
ペンギンが講義形式で解説をしてくれるのですが、砕けた口調で、たまにクスッと笑えることも言ってくれるため楽しく学べます。
連動している『ふくしこみゅ』のサイトでは、国家試験に向けた勉強方法や介護業界の情報収集ができます。
合わせて活用できますし、息抜きに記事を読むのも、ためになる情報が得られておすすめです。
ユーチューブを活用して、令和5年度の介護福祉士国家試験合格をめざそう
本記事では、ユーチューブを活用した「ながら勉強」と「隙間時間を活用」した勉強方法について解説し、過去問の使い方とおすすめのユーチューブチャンネルも紹介しました。
試験まで残りの日数が少なくなってきているため、勉強が捗らず諦めかけている方もいるかもしれません。
しかし、諦めるにはまだ早いです。
今からでもしっかり対策をすれば、合格も夢ではありません。
ぜひ本記事を参考にして、ユーチューブで「ながら勉強」と「隙間時間の活用」をして、合格をめざして勉強に励んでください。
また、試験本番まで体調管理も大切です。
風邪や感染症に気をつけて、不規則な勤務で体調を崩さないように、しっかり食事と睡眠を取りましょう。そして、万全の体調で本番に臨んで、持てる力を発揮してください。