介護福祉士の国家試験直前でやることは何があるのか気になりますよね。
総仕上げとしての勉強内容や普段の過ごし方、準備など、しなければならないことがたくさんあります。
しかし、やってはいけないこともあるため、本記事でやるべきことを整理していきましょう!
勉強編|介護福祉士国家試験の直前にやること
勉強面における、介護福祉士国家試験の直前にやることを3つ紹介します。
- 苦手な分野を再把握する
- 過去問題集で繰り返し間違えるところを重点的に見直す
- 曖昧に理解している用語を確認する
上記3つの重要性と具体的な方法を解説します。
苦手な分野を再把握する
いよいよ、国家試験の本番に近づいてきていますが、ここで改めて苦手な分野を再把握し、克服する作業をすることが大切です。
苦手な分野をなんとなく避けがちになっている方もいるかもしれませんが、苦手なままでいると得られる点数が下がってしまいます。
試験中に「克服するためにもっと頑張ればよかった」と後悔しないように取り組みましょう。
過去問題集で繰り返し間違えるところを重点的に見直す
過去問題集で繰り返し間違えているところを重点的に見直して、加点を狙いましょう。
繰り返し間違えているところは理解が足りず知識として身についていないところです。
そのままにしておくと、試験当日で回答できないどころか、介護福祉士になってから苦しむことになる可能性もあります。
曖昧に理解している用語を確認する
わかっているつもりの用語はありませんか?
そのままにしておくと、働き始めたときに理解が乏しいがために利用者さんを困らせたり、自分が困ったりする可能性があります。
国家試験の内容にも、介護保険制度や社会保障制度といった難しい名称が頻出するため、用語の意味や内容を理解できなければ正解は出せません。
理解している「つもり」の用語は、言葉にして説明できないものです。
自分の言葉で内容を説明できるようになりましょう。
<混乱しやすい用語>
- 特別養護老人ホームと養護老人ホーム
- 訪問介護と訪問看護
- 定期巡回・随時対応型訪問介護看護
- 看護小規模多機能型居宅介護
過ごし方編|介護福祉士国家試験の直前・それまでにやること
過ごし方においての介護福祉士国家試験の直前、もしくはそれまでにやることを4つ紹介します。
- ゆっくりする時間を多く作る
- 体温調節が自由にきく服装を準備する
- 試験会場へのルートを確認しておく
- 模試で試験の感覚をつかむ
それぞれの重要性を解説します。
ゆっくりする時間を多く作る
仕事やバイトをしながら勉強することは、とてもハードなことです。
ときには、友達と遊んだり飲みに行ったり、部屋でゆっくり映画鑑賞したり、散歩したり好きな時間を思いっきり楽しんでリフレッシュしてください。
体温調節が自由にきく服装を準備する
試験前日は、試験当日の服装を準備しましょう。
服装は、体温調節が自由にきくものが良いです。
薄手の羽織を準備したり、長いパンツや長めのスカートを選んだり、天気予報で気温を確認したうえで準備しましょう。
試験会場へのルート確認をしておく
試験前日までに、会場へのルート確認はしておきましょう。
試験当日になってルートを確認するのは遅すぎます。
遅刻する可能性があるので、当日までに所要時間や利用する交通機関、乗り換えの有無などチェックしておきましょう。
スマホのアラームを設定したりカレンダーに記入したりして、スムーズに動けるように準備しましょう。
模試で試験の感覚をつかむ
試験前日、もしくはそれまでに模試で試験の感覚をつかんでおきましょう。
模試は試験と同じ所要時間とマークシート式で問題を解いていくため、自分の問題を解くペースを把握できます。
問題を解くのにかかる時間を知っていれば、当日のペース配分ができるようになり、最後まで解けなかったという事態を防げます。
自宅とは違い本番に近い緊張状態で試験を受けられるため、より雰囲気や試験を解く感覚をつかめるでしょう。
介護福祉士国家試験の直前(当日)にやってはいけないこと
介護福祉士国家試験の直前にやってはいけないことを3つ紹介します。
- 朝食を食べない
- 新しい知識を入れる
- 夜遅くまで勉強する
なぜ、上記3つは直前にやってはいけないのかを解説します。
朝食を食べない
朝食を抜くと糖質が不足してエネルギー不足になるため、必ず朝食は食べましょう。
脳のエネルギーはブドウ糖だけですので、しっかりと白ごはんやパンなど炭水化物を摂ってください。
しっかり食べることはいいことですが、食べすぎや胃もたれしやすいものは食べないように気を付けましょう。
試験中の体調が万全になるような朝食を意識してください。
新しい知識を入れる
国家試験直前に新しい知識を入れるのはやめましょう。
新しい知識を入れると中途半端に記憶されてしまい、別の問題の答えと混乱してしまう可能性があります。
これまで勉強してきたことを100%発揮できるようにするためにも、新しい問題集を購入したりせず総復習することに尽力しましょう。
夜遅くまで勉強する
試験の前日になるとソワソワして、もっと勉強しておきたいと思う方もいるでしょう。
しかし、夜遅くまで勉強すると寝不足になって試験本番に眠たくなってしまう可能性があります。
試験当日は早起きする方も多いでしょうから、早く寝て明日のコンディションを整えることを考えたほうがいいです。
もし「明日のことを考えて眠れない」「落ち着かない」という方は、次の章で緊張をほぐす方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
介護福祉士国家試験直前の緊張をほぐしたい方へ
介護福祉士国家試験の直前は、ソワソワして眠れない、リラックスできないという方が多いです。
これから、リラックスするための方法を4つ紹介するので、ぜひお試しください。
リラックスできる香りをかぐ
リラックスできる香りや集中力が高まる香りなど、香りはさまざまな効果を私たちにもたらします。
とくに、ヒノキや桜、ビャクダンは昔から家具や建物の材料に使われていたり、自生していたりして馴染み深い香りなので、日本人のリラックスする香りだと言われています。
ちなみに、この情報は筆者行きつけのお香の職人さんが教えてくれました。
実際に、ラベンダーなど身近ではないお花の香りよりも、木の香りのほうがリラックスできると筆者自身も感じているので、ぜひ試してみてください。
ヒーリングミュージックや自然音を聞く
ヒーリングミュージックや自然音は、心身をリラックスさせてくれます。
ヒーリングミュージックは、自然音とピアノの組み合わせ、シンギングボウル、ギターやウクレレ、瞑想音楽などがあります。
自然音は、雨や滝、波の音などの環境音があり、なかには、お店の店内の雑音が落ち着くという人もいます。
目を瞑って腹式呼吸をする
腹式呼吸は、息を吸う時にお腹を膨らませ、息を吐くと同時にお腹を凹ませる呼吸法です。
ヨガや瞑想などでも用いられる呼吸法で、自律神経を整えてリラックスする効果があります。
腹式呼吸するときは、自分の呼吸に意識を向けて吸い込んだ空気を全身に送るイメージで行うのが良いため、目を瞑ります。
目を開けると、部屋に置いているものや時計、色などが目についてしまい、集中できないためです。
寝た状態であればそのまま寝ることもできますし、一石二鳥でしょう。
試験が終わったあとの楽しみを考える
試験が終わったあとの楽しみを考えるのもおすすめです。
何かご褒美に美味しいものを食べにいく、欲しいものを買いに行く、ゲームをたくさんするなど、これまで頑張ってきた自分にご褒美を考えてみてはいかがでしょうか。
体をリラックスさせるには、心がリラックスしないといけないため、楽しいことを考えることで自ずと心がほぐれ、体の緊張も楽になるはずです。
介護福祉士国家試験の直前でやることは7つ
介護福祉士国家試験の直前でやることは、以下の7つです。
- 苦手な分野を再把握する
- 過去問題集で繰り返し間違えるところを重点的に見直す
- 曖昧に理解している用語を確認する
- ゆっくりする時間を多く作る
- 体温調節が自由にきく服装を準備する
- 試験会場へのルートを確認しておく
- 模試で試験の感覚をつかむ
これらを実践すれば、試験対策はバッチリです。
あとは自信を持って試験会場に向かうだけですので、頑張ってくださいね。