この記事では「重度訪問介護」で活躍している「株式会社土屋」で働くパパに、育休の感想や取得後の変化についてインタビューしました。
今回は株式会社土屋の本社マーケティング部門、シニアディレクターを務める「岩元秀一郎」さんにお話を伺いします!
参考)株式会社土屋
優しいパパの笑顔があふれる岩本さんは、育休を取得してからさまざまな良い変化を感じています。
そんな岩本さんのインタビューをぜひ最後までご覧ください!
本日はどうぞよろしくお願いいたします!
どうぞよろしくお願いいたします。
1ヶ月の育休を取得した感想
今回1ヶ月の育休を取得されていかがでしたか?
最初は仕事から1ヶ月離れるっていうのは、ものすごく不安だなということろがあったんですけど、チームのみんなの協力というのが非常に大きくて安心して1ヶ月過ごせました。
頼もしいチームですね!
ご家族とはいかがですか?
自分の家族と正直に向き合える1ヶ月だったなという風に感じています!
とても素敵です!
共に過ごす時間が長くなると今まで以上に向き合えますよね。
育休(育児休業)とは?
育休とは育児休業の略であり、1歳に満たない子どもがいる労働者が、子どもの養育のために取得できる育児・介護休業法で定められた制度です。
従来、育児休業は女性だけが取得するイメージでしたが、現在は男性が積極的に取得できるよう政策が進められています。
男性の家事・育児時間が長いほど、女性の就業割合が高く、第2子の出産割合も高い傾向にあることがデータから分かっています。
- 積極的に子育てしたい男性の希望を実現
- 女性に偏りがちな育児や家事を分担
- 女性の出産意欲や継続就業の促進
- 企業の働き方改革の促進
令和元年12月に閣議決定された「第2期『まち・ひと・しごと・創生総合戦略』」において、2025年までに男性育児休業取得率を30%と目標が明記されています。
育休中の気づきと夫婦関係の変化
育休中は1日をどのように過ごされていたのですか?
子どもの日々の成長を感じれましたね!
今は4~5ヶ月で寝返りがうてるようになったところです。
成長を感じられるのは嬉しいですね!
そうですね。やっぱりお母さん(奥さん)がしてくれてた仕事ってものすごく密度が高いんだなと感じました。最初はおむつ替えにも四苦八苦していたんですけど、今はスムーズにできるようになっています。
ご夫婦の関係に変化はありましたか?
子どもが起点になって話をする時間が増えました。
今日の様子だったりとか振り返りとかも踏まえて、家族でしゃべる時間は増えていますね。
育休前の仕事の引継ぎ
育休を取得するにあたって、仕事の引継ぎはスムーズにいきましたか?
だいたい育休をとる2週間くらい前から徐々に準備をさせていただいて、その中でメンバーに「こういうことをしてほしい」「こういうことがあれば相談してほしい」と伝えていました。
あらかじめ伝えておくことでお互いが安心できますね。
もちろん上司も非常に協力的に対応してくださったので、スムーズにできました。
素敵な上司ですね!
育休を取るためにはチームの協力が不可欠だと思います。
育休から仕事に復帰
育休から復帰されて同僚や周りの反応はいかがでしたか?
戻ってきた瞬間から日々電話がなる毎日でした(笑)。
非常にありがたいなって思う反面、自分が浦島太郎になっていないか全力で取り戻している日々です。
育休を取得する前と後では働き方に変化はありましたか?
やっぱり家に帰る時間を考えるようになりましたね。
早く帰って子供の顔が見れるように時間の使い方だったりとか効率性だったりというところも踏まえて「どれだけ密度の高い仕事ができるか」というところを意識しています。
仕事の効率アップに繋がりますね!
会社の取り組む育休について
育休を取得して改めて会社の取り組む育休についてどう思いますか?
男性のみならず、全員が活用してより働きやすい会社や社会っていうところに変えていければなと感じています。
日本の育休取得率
日本の令和3年度の育休取得率は、女性は85.1%、男性は13.97%でした。
男性の育休取得率は、女性と比較すると低い水準ですが、年々上昇傾向となっています。
年度 | 女性の育休取得率 | 男性の育休取得率 |
---|---|---|
令和3 | 85.1% | 13.97% |
令和2 | 81.6% | 12.65% |
令和元 | 83.0% | 7.48% |
平成30 | 82.2% | 6.16% |
令和29 | 83.2% | 5.14% |
育児休業をとるには企業の方針や、一緒に働く仲間の協力が不可欠です。
そのため「育休を取って子育てしたい」と考えている方は、育児休業を積極的に推進している企業を選ぶことが大切です。
育児休業を取ることで、岩元さんのように子供の成長を実感し、家族との関係が良くなったり、密度の高い働き方を考えたりできるようになるでしょう。
【岩元さんの職場を紹介】株式会社土屋
株式会社土屋は「重度訪問介護サービス」をメインに、様々な介護サービスを展開している会社です。
障がいをもっていても地域で自分らしく生活したいと望む方々を支援したい。
そんな思いで、幅広く介護・福祉サービスを行っています。
さらに、「介護のイメージを変える」という様々な取り組みも行っており、SNSなどでの情報発信にも大変力を入れています。
株式会社土屋代表の著書 異端の福祉 /高浜 敏之
株式会社土屋の代表、高浜 敏之さんの著書です。
本書を読めば、土屋のイメージや価値観などがわかります。
脳性麻痺や難病で重度の肢体不自由がある人や強度行動障害のある人など、いわゆる重度障害者は、これまで施設・病院で暮らすことが“当たり前”とされてきました。
本人は家で過ごしたい、家族も家で過ごしてほしいという気持ちがあっても、介助サポートなしで家で過ごすのは容易ではありません。
そんな重度障害者に対して、訪問介護サービスはあるものの、未だに全国的に充実していません。
介護スタッフの成り手が圧倒的に不足しているためなかなかサービスが普及していかないのです。
著者はこの命の尊厳に関わるような重要な社会課題をビジネスの力で解決したいと思い、会社を立ち上げ、重度訪問介護事業所の全国展開に取り組んでいます。
福祉業界ではタブーとされる利益の追求に切り込むことで、人材への投資、サービス品質の向上、事業規模の拡大を実現しているのです。
本書は、介護サービスを受けたくても受けられない介護難民をゼロにするために、ソーシャルイノベーションを起こそうとする一人の経営者の軌跡です。
著者が見てきた重度障害者の現状や重度訪問介護の重要性を、現場の生の声とともに綴った一冊です。