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【介福国試対策】新カリキュラム「チームマネージメント」を解説します

介護サービスにおいて「チーム」で仕事をすることがかかせません。

そのチームの力を発揮するのがチームマネージメントです。

2023年介護福祉士国家試験の新カリキュラムにもなっていますので、しっかりとおさえておきましょう!

目次

組織構造決定の5原則とは?

  • 専門化の原則
  • 権限責任一致の原則
  • 統制範囲の原則
  • 命令統一性の原則
  • 権限委譲の原則(例外の原則)
ふくしこみゅ編集部

名前を覚えるだけではなく内容を理解しましょう。

専門化の原則

専門化の原則は、特定の業務やタスクを専門家や特定の部門に集中させることで、効率と品質を向上させるという考え方です。この原則に従うと、各部門や個人はその専門分野において高いスキルや知識を持つことが期待され、結果として組織全体の生産性や品質が向上します。

ふくしこみゅ編集部

分業(これは私がやるから、そっちはあなたがやって)で効率あげる

権限責任一致の原則

権限と責任は一致していなければならないという考え方です。つまり、ある業務やタスクを遂行するための権限を持つ者は、その業務やタスクの結果に対して責任を持つべきです。この原則により、権限を持つ者がその権限を適切に行使し、適切な判断を下すことが期待されます。

ふくしこみゅ編集部

責任と権限が一致してないと嫌ですよね

統制範囲の原則

統制範囲の原則は、管理者が適切に管理・監督できる部下の数には限界があるという考え方です。この原則に従うと、管理者は適切な数の部下を持つことが推奨され、それにより効果的な管理や指導が行えるとされます。

ふくしこみゅ編集部

1人が千人をコントロールとかじゃなくて
小さい集団を複数作るようなイメージです。

命令統一性の原則

命令統一性の原則は、ある業務やタスクに関する指示や命令は、一つの上司からのみ発せられるべきであるという考え方です。これにより、部下が複数の上司から異なる指示を受けることによる混乱や矛盾を避けることができます。

ふくしこみゅ編集部

複数のリーダーが別々のこと言ってる組織は嫌ですね

権限委譲の原則(例外の原則)

権限委譲の原則は、上位の管理者が日常的な業務の決定権を下位の部下に委譲することで、組織の効率を向上させる考え方です。しかし、例外の原則として、特定の重要な決定や緊急の事態に関しては上位の管理者が直接介入することが認められます。

ふくしこみゅ編集部

リーダーは例外的な業務を担当しようってこと。
クレームとかを部下に任せるリーダーは嫌ですね。

リーダーシップとフォロワーシップ

ふくしこみゅ編集部

リーダーシップとフォロワーシップって何?

リーダーシップ

リーダーシップとは、あるグループや組織において、他者を導き、影響を与え、目標達成のための方向性を示す能力や資質のことを指します。リーダーシップには、ビジョンの提供、信頼の構築、チームのモチベーション向上などの要素が含まれます。リーダーシップは、単に上位の地位にいることや権力を持っていることだけではなく、他者との関係性やコミュニケーションのスキル、問題解決能力などが求められるものです。

ふくしこみゅ編集部

リーダーのあり方がリーダーシップ

フォロワーシップとは?

フォロワーシップは、リーダーシップの対極に位置する概念として捉えられることが多いですが、実際にはリーダーシップと同じくらい重要な要素です。フォロワーシップとは、リーダーをサポートし、効果的にフォローする能力や資質のことを指します。良いフォロワーは、リーダーの意図を理解し、適切なフィードバックや提案を行い、チームの目標達成に貢献します。フォロワーシップは、単に指示に従うだけではなく、積極的な参加やコミットメントが求められるものです。

いいチームを作るには、リーダーだけではなくフォロワーも重要です。
リーダー同様にフォロワーにも「質」が求められるってことです。

リーダーシップにおけるPM理論とは?

PM理論は、リーダーシップのスタイルを説明するための理論の一つで、Performance(業績)とMaintenance(維持)の2つの次元を基にしています。この理論によれば、効果的なリーダーは、業績の達成とチームの維持のバランスを取ることができるとされています。

PM理論に基づくと、リーダーは状況やチームのニーズに応じて、これらの2つの次元を適切に組み合わせることで、最も効果的なリーダーシップを発揮することができるとされています。

Performance(業績): リーダーが目標達成やタスクの完了に重点を置くスタイル。
Maintenance(維持): リーダーがチームの関係性やメンバーの満足度に重点を置くスタイル。

PDCAサイクルとは?

PDCAサイクルは、経営や業務改善の手法として用いられる継続的な改善のサイクルを示す概念です。PDCAは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Act(改善)の頭文字を取って名付けられました。

  1. Plan(計画): 目標や方法を明確に設定します。これには、問題の特定や現状の分析が含まれます。
  2. Do(実行): 計画に基づいて行動や実施を行います。
  3. Check(評価): 実行した結果を評価し、計画とのギャップや偏差を確認します。
  4. Act(改善): 評価の結果を基に、次のサイクルの計画を改善します。

このサイクルは繰り返し行われ、絶えず改善を目指すことで、業務の質や効率を向上させることが目的です。特に、品質管理の分野で広く採用されており、W. Edwards Deming博士によって普及されました。PDCAサイクルは、組織やプロジェクトのあらゆるレベルで適用することができるため、多くの企業や団体で利用されています。

YouTubeでチームマネージメントを解説

この記事を書いた人

ふくしこみゅ編集部
今後ますます需要が高まる「介護職」。すでに介護職の方にも、これから介護職になりたい方にも役立つ情報をたくさん発信しています。
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この記事を監修した人

医療と経済の架け橋である「医療経済学」を研究。テクノロジーとアイデアでヘルスケア関連の問題を解決すべく情報発信を行う。医療・介護サービスのDX化推進に向けたコンサルテーション事業に従事。

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