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認知症ケア専門士の二次試験に落ちた!再試験はある?難易度や合格率は?

認知症ケア専門士は、認知症の利用者さんのケアに特化した知識やスキルをもち、さまざまな医療・介護現場で活躍しています。

認知症ケア専門士になるためには、認知症ケア専門士認定試験に合格しなくてはなりません。

受験の際にどうしても考えてしまうのが、落ちてしまった場合です。

「再試験はあるのか」「二次試験で落ちた場合は、また一次試験から受けなくてはいけないのか」と疑問に思っている方は多いでしょう。

この記事では、認知症ケア専門士の試験に落ちた場合の対策について、また難易度や合格率もあわせて解説します。

万が一試験に落ちてしまった場合にどうすれば良いかを知っておくことで、試験前の不安を解消しましょう。

目次

認知症ケア専門士の試験は難しい?

認知症ケア専門士 試験 難しい?

認知症ケア専門士の資格を取得するには、日本認知症ケア学会が主催する「認知症ケア専門士認定試験」に合格しなければなりません。

試験内容は、認知症の基本知識からケア技術、コミュニケーションスキルまで多岐にわたり、広範な知識とスキルを要求されます。

試験内容や難易度について、詳しくみていきましょう。

試験内容

試験は一次試験、二次試験に分かれています。

二次試験は、一次試験のすべての分野の合格者のみ受験できます。

一次試験

一次試験は、WEB試験で実施されています。

出題・回答形式は、5つの選択肢からひとつの正答を選ぶ五者択一問題です。

問題は、以下の4分野に分かれています。

一次試験問題の分野
  • 認知症ケアの基礎
  • 認知症ケアの実際Ⅰ:総論
  • 認知症ケアの実際Ⅱ:各論
  • 認知症ケアにおける社会資源

それぞれ、認知症ケア標準テキストの内容から出題されます。

出題数は各分野50問、合計200問です。

試験時間は各分野60分、合計4時間です。

二次試験

二次試験は論述で、認知症ケアの3題の事例問題です。

試験問題は一次試験の合格通知とともに同封されており、論述の解答用紙と二次試験の申請書類を郵送にて提出します。

また、論述試験の合格者には倫理研修が行われます。

合格発表

合格発表

合格発表は結果通知の郵送と、ホームページへ合格者の受験番号が掲載されます。

合格基準

一次試験、二次試験の合格基準は以下の通りです。

一次試験

一次試験の合格基準は、4分野全てで70%以上の正答が必要です。

4分野のうち1つでも合格点に満たなければ不合格となり、二次試験へは進めません。

ただし、合格した分野は5年間の有効期限が設けられています。

二次試験

二次試験は、以下の5つを満たした内容で論述できているかが合格基準です。

二次試験の合格基準
  • 適切なアセスメントがされている
  • 認知症に関して十分な理解がある
  • 事例に適した介護計画を立てられている
  • 制度および社会資源を理解し活用できている
  • 倫理的課題を理解している

難易度・合格率

認知症ケア専門士の合格率は50%前後です。

出題範囲は広いものの、一次試験は認知症ケア標準テキスト内から出題されるため、試験対策がしやすいです。

また各分野ごとに合格すると5年間の有効期限があり、再チャレンジにより合格を目指せます。

認知症ケア専門士の試験に落ちるとどうなる?

認知症ケア専門士 試験 落ちるとどうなる?

認知症ケア専門士は、万が一落ちても再チャレンジで合格を目指しやすい試験です。

一次試験では、各分野ごとに合否が出ます。

それぞれの分野は、合格すると5年間の有効期限があります。

有効期限内であれば不合格であった分野のみを再受験し、二次試験に進めます。

二次試験で落ちた場合でも、有効期限内であれば一次試験が免除され、二次試験から受験できます。

不合格者のみを対象とした再試験はありませんが、次年度の試験に再チャレンジし、合格を目指しましょう。

認知症ケア専門士の試験に落ちたらどうする?

認知症ケア専門士 試験 落ちたらどうする?

認知症ケア専門士の試験に合格できなかった場合にどうしたら良いのでしょうか。

具体的な選択肢を知っておくことで、万が一のときでも焦らずに冷静に対処できます。

一次試験、二次試験それぞれに落ちた場合を確認しましょう。

一次試験で落ちた場合

一次試験の合否は、各分野ごとに発表されます。

一次試験で落ちた場合の対策は以下の通りです。

各分野ごとの合否を確認する

一次試験で不合格となった場合は、まず各分野ごとの合否を確認しましょう。

合格している分野があれば、合格通知を保管します。

合格有効期限などが記載されており、次回の受験のために必要です。

不合格の分野に再チャレンジ

不合格となった分野は、再度試験勉強を行い、不足している知識を補強しましょう。

挫けずに努力を続ければ、次回の試験で合格する可能性は十分にあります。

合格した分野の合格有効期限に注意し、不合格の分野に再チャレンジしましょう。

二次試験で落ちた場合

二次試験の論述問題では、3題の論述を提出します。

合否は3題それぞれではなく、総括した結果で判断されます。

二次試験で落ちた場合の対策は以下の通りです。

二次試験から再チャレンジ

二次試験で落ちた場合は、次回の受験では一次試験が免除されます。

ただし、一次試験の合格有効期限を超過すると、再度一次試験から受験する必要があります。

合格有効期限に注意し、再チャレンジしましょう。

一次試験の合格通知は、合格有効期限などが記載されているため、必ず保管してください。

現場でのスキルを磨く

二次試験は事例問題の論述であり、現場でのスキルを問われます。

二次試験で落ちた場合は、基礎知識の補強に加えて、実務経験を積むことで不足している部分を補強しましょう。

介護施設や病院での勤務経験を通じても、実践的なスキルや知識を磨けるでしょう。

認知症ケア専門士の二次試験対策

認知症ケア専門士 二次試験対策

認知症ケア専門士の二次試験に向けて、効果的な対策を考えましょう。

おすすめの勉強方法をご紹介します。

認知症ケア標準テキストの活用

認知症ケア標準テキストは、一次試験の出題分野を学習する際に活用するテキストですが、二次試験の準備にも役立ちます。

テキストには、認知症ケアの事例集が掲載されています。

事例は、病院・施設でのケアと在宅でのケアに分かれて掲載されているため、それぞれのケア方法の特徴も掴みやすいでしょう。

実務経験の積み重ね

二次試験は事例問題であり、現場でのスキルが問われます。

介護施設や病院での勤務を通じて、認知症患者との接し方やケアスキルを実践的に学びましょう。

ポジティブな自己フィードバック

試験に向けての自己肯定感を高めるために、ポジティブな自己フィードバックも大切です。

学習に使用したノートや取り組んだスケジュールを振り返り、当日まで頑張ってきた自分を認めてあげましょう。

達成した目標に対して、スイーツやショッピングなどのご褒美を用意しても良いでしょう。

ポジティブな気持ちで自分を満たし、自信をもって試験に臨むことが大切です。

認知症ケア専門士になるメリットは?

認知症ケア専門士 メリット

認知症の利用者さんは、日常生活において認識力や記憶力、判断力などが障害されています。

認知症の利用者さんが自らの意思に基づき、尊厳を保ちながら生活を送るためには、認知症を理解し適切なサポートを提供することが不可欠です。

超高齢社会の日本の医療・介護現場では、認知症に特化した専門的なケアの重要性は高まっています。

認知症ケアの知識・スキルアップ

認知症ケア専門士は、認知症の利用者さんのケアに特化した専門的な知識やスキルをもつスペシャリストです。

心理状態や症状の進行について深い理解をもち、利用者さんの状態に適したケアを提供します。

利用者さんが安心して暮らせるよう、コミュニケーションを大切にし、適切な支援を行うことが認知症ケア専門士の役割です。

適切なケアを広められる

認知症ケア専門士は家族や介護者に対してもサポートを行います。

認知症の利用者さんを支えるためには、家族や介護者が正しい知識や情報をもつことが重要です。

認知症ケア専門士が家族や介護者に対して助言やアドバイスをすることで、利用者さんを適切にケアし、負担を軽減するお手伝いをします。

正しいサポート方法を広めていくことで、利用者さんが安心して生活できる環境を作れるでしょう。

転職や昇給に有利

認知症ケア専門士は、民間の資格でありながら、認知度の高い資格です。

資格をもっていることで、転職や昇給に有利になることがあります。

特に認知症ケアを重視している病院や介護施設では、チャンスを多くもらえるでしょう。

認知症ケア専門士認定試験は再チャレンジしやすい

認知症ケア専門士認定試験 再チャレンジしやすい

認知症ケア専門士の試験の合格率は50%前後です。

一次試験の各分野は5年間の合格有効期限が設けられており、期限内であれば不合格になった分野や二次試験から受験できます。

苦手な分野に専念して挑めるので、再チャレンジしやすい試験だといえるでしょう。

もしも不合格となった場合でも、挫けず、一歩ずつ前進していきましょう。

この記事を書いた人

ふくしこみゅ編集部
今後ますます需要が高まる「介護職」。すでに介護職の方にも、これから介護職になりたい方にも役立つ情報をたくさん発信しています。
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この記事を監修した人

医療と経済の架け橋である「医療経済学」を研究。テクノロジーとアイデアでヘルスケア関連の問題を解決すべく情報発信を行う。医療・介護サービスのDX化推進に向けたコンサルテーション事業に従事。

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