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介護士になったばかりの方でも簡単に挑戦できる資格を現役介護士が徹底解説!!

介護 資格 簡単

介護の仕事に興味があるのに「自分にできる仕事なのか?」と自信を持てずに足踏みする方は多いです。

確かに自分の家族の面倒を見るのとは訳が違い、仕事で利用者さんの介護をすることは責任の重みが違います。私も家族介護をしていましたが、介護士として現場に立った日は緊張で足が震えました

しかし、そんな自分を支えてくれたのは先に取得していた介護資格でした。自身が所持することにより、周りからの信頼は大きく変わります。

学びからの自信も利用者さんにとっては大きな安心に繋がります。今回は未経験から簡単に取得できる資格を、自身の経験を交えて紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。

目次

現場で認められる介護士の資格3選

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介護士の資格は様々です。受験資格がなく誰でも受験できる資格もあれば、学校を卒業することを条件にしたものや、実務経験を数年経験しなければ受験できないものもあります。

今回の章では未経験の方や経験が浅い方に向けた、簡単に挑戦できるものを紹介します。

簡単に受験できるといっても決して取得しても意味のない資格ではなく、所持しているだけで転職活動を有利になったり、給与アップやキャリアアップに繋げたりすることができます。

以下3つの資格は簡単に取得できるものです。

  • 介護職員初任者研修
  • 介護福祉士実務者研修
  • 同行援護従業者養成研修

以下、詳しく解説いたします。

①介護職員初任者研修

介護職員初任者研修とは、介護の基礎を身につけられる資格です。受験資格は特になく、介護未経験でも簡単に取得できるのが特徴です。

利用者さんの身体に直接触れる「身体介護」を、有資格者の監督下から離れて行う場合は、介護職員初任者研修以上の資格が必要となるので、介護の仕事に興味がある方は就職前に受講される方が多くいます。

130時間のカリキュラムを修了し筆記試験に合格すれば資格を得ることができ、最短で1ヶ月での取得が可能です。

私の場合は働きながら資格の取得を目指し、週に1度のスクーリングを行い約3ヶ月で取得しました。

受講方法はスクーリングと通信があり、自分に適した学び方を選ぶことができます。しかし、通信でも実技を学ぶ際にはスクールに通う必要もあるので注意が必要です。

費用は約5〜10万円が相場です。

私が通ったスクールでは家族介護をされている方も多く通われており、介護士以外との関わりを広げることができ、楽しく学校に通えました。

②介護福祉士実務者研修

介護福祉士実務者研修は、幅広く対応できる介護資格です。初任者研修と同様、誰でも受験可能なため受験資格はなく簡単に取得できます。

国家資格である介護福祉士の受験に必要となり、サービス提供責任者になれる資格のため、取得しておくとキャリアアップに活かすこともできます。

資格を取得するには450時間のカリキュラムと医療的ケアの演習が必要であり、スクールによっては修了試験に合格をしなければなりません。取得に必要な期間は約6ヶ月程度です。

介護職員初任者研修を取得していると130時間の免除を受けることができるので、学び方によっては約1ヶ月半での取得も可能です。

私自身も先に介護職員初任者研修を取得していたため、週に2回ほどスクーリングをして約1ヶ月で資格を取得できました。

しかし、介護職員初任者研修よりも修了試験が実技のため、緊張で上手くできずにいた方もいたため、自宅での復習は欠かさずすることをおすすめします。

費用面は免除項目が多ければ多いほど抑えることができるので、先に介護職員初任者研修を先に取得しておくと費用は安くなります。相場は約10〜15万円程です。

③同行援護従業者養成研修

同行援護従業者養成研修とは、視覚障害を持つ方の同行援護を行うための資格です。

同行援護従業者養成研修を修了すると利用者さんの移動の補助や必要な情報の代読や代筆、トイレや食事の介助などの介助も行えるようになります。

同行援護従業者研修には一般課程と応用課程がありますが、一般課程の受講には特に必要な資格や実務経験もないため簡単に取得できます。応用過程については一般課程を修了が必須です。

同行援護サービスを行うには必須資格となっているため、訪問介護事業所のサービス提供者は同行援護従業者養成研修の修了が義務付けられています。サービス提供責任者は一般課程と応用課程を修了していなければなりません。

取得をすれば転職時に面接官の目をひいたり、自身の仕事の幅が広がったりします。受講期間は約3日間と短く、費用も5万円(一般課程と応用課程を合わせて)と安く取得することができます。

研修の受講費用を抑えるには

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資格を取得するには費用もかかります。介護の仕事に興味があると感じても、費用が高くて動けずにいる方も多いです。私自身もスクール代が高く中々勉強ができずにいました。

しかし、日本は介護士が不足しているので国が助成金として一部を負担してくれる制度があります。以下では介護士の資格の取得にかかる費用を抑えるお得な方法を紹介します。

一般教育訓練給付金

一般教育訓練給付金は介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修などの資格に適用される制度です。

資格取得にかかった費用の20%が支給され、4000円未満の場合は支給されませんが、10万円までの上限で支給されるので介護福祉士実務者研修で利用するのをおすすめします。

初めて一般教育訓練給付金を利用する場合は、雇用保険の一般保険者である期間が1年以上であることが条件です。受講開始時点で既に離職されている方でも条件を満たしていれば利用可能となります。

ただし、一般教育訓練給付金を再度利用する場合は「前回に利用した受給から今回の受給開始までに3年以上経過していること」の条件を満たす必要があります。

私は介護職員初任者研修を取得時に一般教育給付金を利用しました。

5万円の受講料だったので還元されたのは1万円にも満たしませんでしたが、返ったお金で介護服の購入やテキスト代にも変えることもできるので、利用することはメリットしかありません。

利用される際はスクールに問い合わせると必要書類を揃えてくれますので、気になる方はぜひ参考にしてください。

参考)厚生労働省 教育訓練給付制度

介護の資格を簡単に取得するまでのまとめ

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介護士に興味があるけど資格を取るのが難しいと思われている方は多いです。私の周りでも、介護士経験が7年あるけど介護福祉士実務者研修に行くのが怖くてスクールに通っていない友人もいました。

しかし、現場で既に働かれている方や介護士を志した人には情熱や知識が備わっているため、比較的簡単に取得することができます。

私自身、介護職員初任者研修と介護福祉士実務者研修を受講した際には別の仕事をしながらのスクーリングでした。周りは現役で働かれている方ばかりで初めは足を引っ張っていましたが、卒業する頃には1番に修了することができました。

なぜ自分がこの資格を取得したいのか、動機を明確にして臨むことで資格取得の難易度を下げることで簡単に取得することができます。

また、費用面に関しても市町村によっては受講金額を負担してくれる所もあります。

特に介護職員初任者研修の取得に関しては力を入れている市町村が多いので、取得を考えている方は地域包括支援課にお問い合わせください。

この記事を書いた人

ふくしこみゅ編集部
今後ますます需要が高まる「介護職」。すでに介護職の方にも、これから介護職になりたい方にも役立つ情報をたくさん発信しています。
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この記事を監修した人

医療と経済の架け橋である「医療経済学」を研究。テクノロジーとアイデアでヘルスケア関連の問題を解決すべく情報発信を行う。医療・介護サービスのDX化推進に向けたコンサルテーション事業に従事。株式会社femto代表取締役。

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