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ケアマネ試験の勉強法はなにがある?独学での効率的な勉強法「4つ」のポイント

ケアマネ試験では、自分に合った勉強法を効率的に行うことが重要です。

働きながら受験する方も多く、出題範囲も幅広いため難易度の高い試験と言われています。

この記事では、ケアマネ試験の内容や勉強方法、効率的に学習を進める4つのポイントをご紹介いたします。

目次

ケアマネ試験の概要

ケアマネ試験は、毎年10月に実施されています。

例年通りだと5月に試験日程が発表されるため、計画的に学習していきましょう。

この項目では、ケアマネ試験の内容や合格率、目安となる勉強時間について説明していきます。

試験内容

ケアマネ試験の内容は、介護支援分野25問、保健医療福祉サービス35問の計60問で、試験時間は120分です。

解答方式は自治体にもよりますが、マークシートが多く、5つの選択肢より2〜3つ選ぶ問題が多く出題されています。

状況設定問題も出題されているため、文章を読み解く力や実際の制度の使い方についても勉強しておくと良いでしょう。

合格率

令和5年度のケアマネ試験の合格率は、21.0%でした。

例年、合格率は20%前後となっており、令和5年度は過去5年間で最多の合格者数となりました。

参照:厚生労働省

正答率70%が合格基準目安と言われています。

介護支援分野25問中18問、保健医療福祉サービス35問中25問正解しなければなりません。

合格率からもわかるように、ケアマネ試験は比較的難易度が高いと言えるでしょう。

目安となる総勉強時間

ケアマネ試験の合格に必要な平均勉強時間は、一般的に100〜200時間と言われています。

経験や知識量に個人差はありますが、法令や制度、病態にいたるまで幅広い理解を求められます。

1日1時間勉強した場合、100時間で3ヶ月、200時間だと6ヶ月以上かかる計算になります。

ケアマネ試験は難易度も高く出題範囲も幅広いため、早めに対策していくことが重要です。

ケアマネ試験の勉強法

ケアマネ試験の勉強法には、独学や通信、通学といった方法があります。

ここでは、3つの勉強法のメリット・デメリットを紹介いたします。

自分に合ったものを見つけていきましょう。

独学

ケアマネ試験は、自分で対策を立て勉強することで、独学でも合格する可能性があります。

独学のメリット・デメリット

メリット
  • 費用を安く抑えられる
  • 自分のペースで勉強できる
デメリット
  • モチベーションを保ちにくい
  • わからないことを聞ける相手がいない

自分のペースで目標に向かってコツコツ勉強できる方は、独学で費用を抑えながら試験に備えられるでしょう。Youtube動画やアプリなどを活用し知識を深めることもできます。

計画的に学習を進めるのが苦手、一人ではやる気が持続しないという方は、勉強習慣の確立やモチベーション維持に苦戦してしまう可能性があります。

通信講座

通信講座は、忙しい人や学習スケジュールを立てるのが苦手な方におすすめです。

パソコンがなくてもスマホで学習できるものや、自宅で演習問題を受け実際にマークシートを郵送する形式など、種類も豊富です。

通信講座のメリット・デメリット

メリット
  • 場所や時間を選ばず勉強できる
  • 学習スケジュールが決められている
  • わからない箇所は講師に聞ける
デメリット
  • 独学より費用がかかる
  • 仲間との交流がないためモチベーションを維持しにくい

通信講座は3万円〜のところが多いようです。テキストの有無や添削回数など講座によって違うため、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。

通学講座

通学講座は、同じケアマネ試験を受ける仲間と勉強できる環境です。

モチベーションの維持が苦手、自分一人ではなかなか勉強できない方におすすめです。

土日や夜間の講座も多く、働いている人が受講しやすいものもあります。

通学講座のメリット・デメリット

メリット
  • 講座中に直接講師に質問できる
  • 仲間がいるためモチベーションの維持がしやすい
  • 強制的に勉強できる環境に身を置ける
デメリット
  • 費用がかかる
  • 講座に通うための時間調整が必要
  • 自分が進みたいペースで勉強できない可能性がある

通学講座は、数日から数ヶ月受講するものがあり、自分のできる範囲で決めると良いでしょう。費用も4万〜20万円代など受講日数や内容によって変わってきます。

独学でのおすすめ勉強法4つ

ケアマネ試験を独学で勉強するには、ポイントを押さえた効率的な学習が大切です。

忙しい中でも効率的に勉強を進め、ケアマネ試験合格に近づけるでしょう。

ここでは、おすすめの勉強法4つをご紹介します。

勉強スケジュールを組む

まず、ケアマネ試験までのスケジュールを組むことが重要です。

そのスケジュールに沿って計画的に勉強していきましょう。

勉強期間はおよそ3ヶ月〜6ヶ月と言われており、余裕を持って学習計画を立てることがポイントです。

ケアマネ試験では、介護支援分野と保健医療サービス分野から出題されます。範囲も幅広いため、分野ごとに、「○月までに△△分野を終わらせる」など目標を立てておくといいですね。

過去問を繰り返し解く

ケアマネ試験では出題範囲が幅広いため、過去問を何度も繰り返し解き傾向を掴むことが大切です。

過去問を3〜5年分解くことで、問題の傾向がわかり対策を立てられます。

過去問はインターネットでも公開されているため、ぜひチェックしておきましょう。

苦手な分野を作らない

ケアマネ試験の勉強では、苦手分野をそのままにしないことがポイントです。

試験内容は、介護支援分野と保健医療サービス分野があり、正答率が70%で合格となります。どちらか一方の正答率が高くても合格はできません。

おすすめの方法としては、1冊のテキストを何度もやり込むことです。

1周目で自分の実力を知り、2周目3周目と間違った箇所を洗い出し、知識の定着を図りましょう。

苦手分野をなくすことが、ケアマネ試験の合格の鍵となります。

模擬試験を受ける

ケアマネ試験が近づいてきたら、模擬試験を受けましょう。

目的は、実際の時間感覚を掴み緊張感に慣れるためです。

1つの問題につまずいてしまってもそこで立ち止まらずに次へ進み、効率良く解いていくなど、実際の試験感覚も掴みやすくなるでしょう。

ケアマネの模擬試験は、会場模試と自宅模試があり、価格も4千円〜6千円ほどで受けられます。

忙しい中でも自分に合った勉強法でケアマネ試験に合格しよう

本記事では、ケアマネ試験の勉強法や、効率的な勉強法のポイントについて解説いたしました。

ケアマネ試験は働きながら受験する方も多く、勉強時間の確保や継続が難しいときもあると思います。

自分に合った効率の良い勉強法を実践し学習効果を高めながら、合格に向け行動していきましょう。

この記事を書いた人

ふくしこみゅ編集部
今後ますます需要が高まる「介護職」。すでに介護職の方にも、これから介護職になりたい方にも役立つ情報をたくさん発信しています。
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この記事を監修した人

医療と経済の架け橋である「医療経済学」を研究。テクノロジーとアイデアでヘルスケア関連の問題を解決すべく情報発信を行う。医療・介護サービスのDX化推進に向けたコンサルテーション事業に従事。

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